田舎の歯医者さんの

 

よい顔・よい口元・よい歯並び

 

子どもころにさっさと12万円で作っちゃおうという

 

T4Kなどのトレーナーを使った育成矯正が最終的に目指すところは、

 

一生、健康な身体作りです。

Dr.ふなちゃんのブログ

最近は、

 

健康な身体作りのために、

 

親は子どもに小さい頃から特殊なスポーツをさせようとします。

 

しかし、特殊なスポーツで果たして健康な身体はできるのでしょうか?

 

田舎には、矯正歯科で全国を講演して回っている著名な先生が数名おられます。

 

そのうちのお一人、プレオルソというトレーナーの開発者である大塚先生は、

 

水泳の功罪について強く警告されています。

 

子どもの頃、塩素がいっぱい入った消毒槽

のようなプールでの水泳は、

 

鼻粘膜などの呼吸器への刺激が強く、

 

たいてい鼻詰まりを誘発します。

 

矯正治療を希望して来られる子ども達の中にも

 

水泳教室に通っている子どもが多くいますが、

 

この子たちの多くは鼻炎になっています。

 

(鼻で息が出来ないので口呼吸になりやすい)

 

もちろん、刺激の強い薬液の入ったプールでの練習を終えて、

 

鼻の粘膜を鎮静化するひと手間をしている子どもは大丈夫ですが、

 

多くの子どもやその親はそんなことなどに気を配っていません。

 

「プールに行った日は必ず鼻が詰まってます」と気づいている親はまだいい方です。

 

子どもの不調に全く気づかず、

 

「できるだけ習い事は休ませない」とか、

 

「プールは気管支を強くする」「水泳は喘息にいい」なんて妄信している親は????です。

 

あなたの子どもをプールに通わせているならば、

 

是非一度お子さんの鼻の詰まり具合を確認してみて下さい。

 

通常鼻が詰まっていなくてお口がキリリと閉じられていて、

 

歯並びに異常がなければ特に問題はありません。

 

しかし、プールの日に鼻が詰まりやすいようならば、

 

ちょっと考える必要がありそうですね。



 

歯科で、パノラマ撮影をされたことがある方はよくご存知だと思いますが、

 

パノラマレントゲン写真では

 

鼻中隔の曲がり具合、鼻の通り具合、

 

副鼻腔炎の有無、粘膜の腫脹具合、

 

アデノイドの腫脹具合、気道の太さ、舌位置の確認など、

 

呼吸器に関する様々な情報を得ることが可能です。

 

歯科でレントゲンを撮ってもらうならば、

 

虫歯の状態や歯胚の状態や数の確認だけではなく、

 

気道や咬合平面、歯根の平行性など、

 

これから、お子さんがよい顔、よい口元、よい歯並びに成長し、

 

一生を健康で過ごせる基礎を作っていくために必要な情報を

 

ちゃんと説明してくれる歯科医を選んで撮影してもらい、

 

しっかりと説明をうけられれば同じ撮影でも大いに役に立つでしょう。

 

(保険治療で撮ることがほとんどなので、

説明に時間をかけてほしくても

実際には無理な場合も多々ありそうですが・・・)

 

育成矯正をしていると、とても色々なことがわかります。

 

子どものうちから特殊なスポーツを熱心にさせることが

 

その子の健康にとっていいことなのか、

 

悪いことなのかが推測できるのは

 

歯科医ならではの目線でしょう。