最近の子ども達、

外遊びの機会が

めっきり減ってしまいました。

 

昔は、草地や、空き地がそこらじゅうにあり、

 

神社や校庭も子ども達に開放されていたので、

 

子ども達は集団で日が暮れるまで外遊びに夢中になっていたものです。

 

今は、不審者出没の危険があるとか、

 

子どもの遊び声がうるさいと苦情があるなど、

 

様々な社会背景があり、

 

子ども達が自由に冒険したり、

 

外遊びに日がな夢中になっってへとへとになるまで走り回るなんてことは、

 

過去のことになってしまっていまいました。


 

代わりに、運動教室や、クラブや、スポーツ少年団や、部活などが

 

子ども達の身体を鍛える場として大人気です。

 

さて、あなたは、

どのスポーツを

お子さんにさせていますか?

 


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人生80年以上の時代に突入しています。

 

生涯、健康で不具合なく生活していくために、

 

医学に携わる者は皆、成長期に行う運動は、

 

もっとよく選んだほうがいいのではないかと内心思っています。

 

あるいは、スポーツを指導するコーチの質を高める必要があると感じています。



 

なぜならば、子どもの自由な遊びとは違い、

 

意図的に特殊な動きをマスターするために行うスポーツは

筋肉の発育にアンバランスをもたらす可能性が非常に高いからです。


 

スポーツ医学が発達している国では、

 

早期に特殊なスポーツを

継続して行うことを推奨していません。

 

むしろ、柔軟な筋肉やバランスのとれた身体を作るためには、

 

特殊なスポーツは高校生までは行わない方がいいとさえいわれています。


 

過去の社会主義国のように、国として成果を出さなければならない国ほど、

 

スポーツ強化策を早期から行い、

 

早期に専門的なスポーツを行いたがる傾向にあります。

 

これは、個人の長期の健康を目指した身体作りとは全く意味が異なります。

 

 

よい歯並び作りを目指す歯科医として、

 

子ども達には、

子供らしく身体全体を使って

よく遊んでほしいと願います。

 


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この写真は、ナイロビの人の写真です。

 

生活の中に、バランスのとれた身体作りが自然に入り込んでいる地域では

 

何もしなくても歯並びは良く育ちます。

 

一方で、交通機関が発達し、都市が巨大化し、

 

子どもが自由に遊びまわれなくなった首都圏では、

 

食生活の偏りとともに、このように異常な歯並びの子が急増しています。

 

このような知見はかなり以前から歯科医師によって警告されています。

 


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同じような現象は、地域間格差が激しい発展途上の国で現在も多く見られ、

 

日本の大学が継続調査を行っている都市化が進むモンゴルでも同じ様な現象が確認されています。

 

文明化のお蔭で自然の中では淘汰されていた幼弱な生命が保護され

 

発育できるからではないかという別の説もありますが、

 

いずれにしても、

形態に乱れがあるということは

健康にとって好ましくないことは

明らかでしょう。

 

特殊なスポーツを早期から行わせ、

 

将来的に何かを得させようという打算を働かせるのでないならば、

 

出来る限り、親は、

子どものバランスのとれた発育を

願うべきでしょう。

 

次回は、どのスポーツが子どもを美系に育てることができるのかについて・・・・