歪んだ思い込みが関係していることがあります。
【代表的な認知の歪み10】
① 「全か無か思考」
(白か黒かで判断)
② 「一般化のし過ぎ」
(一つのことで全てダメになると考える)
③ 「心のフィルター」
(一つのことにこだわる)
④ 「マイナス化思考」
(すべて悪い出来事にすり替える)
⑤ 「結論の飛躍」
(事実と異なる悲観的な結論を出す)
⑥ 「拡大解釈と過小評価」
(失敗は大げさ、長所は過小評価)
⑦ 「感情的決めつけ」
(例:今日は気分が優れないから悪いことが起きる)
⑧ 「すべき思考」
(こうすべき!と考える)
⑨ 「レッテル貼り」
(間違った認識でレッテルを貼る)
⑩ 「個人化」
(よくない事を理由な自分のせいにする)
では、今回の内容で考えると、
Y・Yちゃんのストレスは、
K・Y君の直接的な態度以上に、
周囲からの目や言葉から影響を受けています。
『新婚生活楽しいでしょ?生活、楽になったでしょ?』
⑧ 「すべき思考」
⇒ 新婚はもっと会話を持つべき。
⑨ 「レッテル貼り」
⇒ 家政婦扱いされてる。お金は折半なのに!
この辺りの「歪んだ思い込み」が、
Y・Yちゃんがネガティブ感情を抱く原因になっていると、分析できます。
また、そのネガティブな感情に対して、
苦笑いで濁す、という「ポジティブなふり」で周りをごまかしていることが、対処として大きく間違えていたと言えます。
ストレス度レベル1のネガティブ感情が、
終わりのないループに入り、
反芻することで膨れ上がり、
気付くとレベル5に近づいていく。
では、どう対処すれば良いか?
まず、周囲の考えやの言葉は、
変えられないことを自覚することが必要です。
今回で言うと、
悪意があるわけではないですしね。
変えられるのは「自分」だけ。
一番大切なのは、
ぐるぐると考えが「反芻」していることに
気付けること。
そして、
1、一旦考えるのをやめる
2、気分転換の行動をとる
3、反論する
の順番で対処すること。
【(if)~じーさんの世話じゃないんだか~】
ストレス度レベル1→???(疑問)
ストレス度レベル2→モヤっとする
ストレス度レベル3→イラッとする
ストレス度レベル4→ないわ~(怒)
ストレス度レベル5→無理
(以下、Y・Yちゃんの心の叫び)
長年連れ添った熟年夫婦の隠居生活じゃないんだからっ!
もしくは、Y・Yちゃんを家政婦か何かかと思ってるのか?
いやいや、
生活費だって、しっかり折半だし、、、
金取られる家政婦???いやー、、、?
イライライライライラ・・・・・・・・・・
はっ!!!!
昨夜もこんな気持ちになった!!!
日中も、ずっと同じこと考えているような気がする。
だから、
『新婚生活楽しいでしょ?生活、楽になったでしょ?』
と、言われて、笑ってごまかした。。。。
1、一旦考えるのをやめる
⇒ 考えてしまうのは脳の癖だから難しけど、
気付いたら強制的にやめるよう意識しよう。
2、気分転換の行動をとる
⇒ 明日は頑張らないことにしよう。
朝のおにぎりは作らない。
家事はサボる。
3、反論する
⇒ 新婚とは、何だろう?ドラマとか、
架空のものに思考が影響されてないかな?
とりあえず、
ストレス度レベル1→???(疑問)なら、
K・Y君と「結婚生活」についてすり合わせる必要が
あるということだよね?
と、、、反芻から抜け出せたかも?
(if)の世界では。