第146回芥川賞は、「道化師の蝶」の円城塔さん(39)、
「共喰い」の田中慎弥さん(39)の2作品が選ばれました。
受賞会見での田中さんによる「もらっといてやる」発言は、
けっこう話題を呼んでいるようです。
田中さんは、山口県生まれで幼い時に父親を亡くし、母の手一つで
県立の工業高校まで出してもらいました。
その後、定職にはつかず、20歳の頃から小説を書き始め、
30歳早々に新潮新人賞を受賞し作家としてデビュー、
その後、川端康成文学賞・三島由紀夫賞など受賞、芥川賞の候補にも
4度も名前が挙がっています。
そのためか、受賞会見では「シャーリー・マクレーン(米国の女優)が何度も
アカデミー賞にノミネートされた末に取ったとき、『もらって当然』と言い放ったが、
私もそういう感じです」と、切り出して会場を沸かせました。
また、不機嫌そうな表情だったことで「人の前で話すのは嫌いなのか」との問いには、
「こんな場所で話すのが好きな人はいないでしょう。政治家じゃないから」。
さらに、「郷里の恩師も喜んでいるが」との問いに対しては、
「学校では嫌われ者でしたから、そんなことはないでしょう。」と、
なんともユニークなコメントで、それが会場にいた
報道陣を沸かせたようです。
田中さんは、今も山口県でお母さんと同居しているそうですが、
息子の能力を信じて、支え続けてきたお母さんの心意気には頭が下がりますね。
田中さんの受賞作品「共喰い」は、