夢売るふたり
幸せとは何だろうか。
そんなことを考える映画でした。
料理しか取り柄がないのだと思い、思われてた男。
そんな男を献身的に支え、動かす女。
夢だった二人での店が火事で全焼。
何もかも失った二人が再び自分たちの夢をつかむために行ったのは
結婚詐欺だった。
顔も決して美男子ではない、でもなぜか女が放っておけない。
自分の夫(阿部サダヲ)がそういう男だと気付いた妻(松たか子)
夢を失った二人が、再び夢を手にするために
結婚詐欺をしていくさまが見事だけど、えぐい。
これは女性である西川美和氏だから描ける視点だと思った。
旦那は、毎晩のように夢のために別の女のところへ行く。
そんなころ妻は生理用ナプキンを代え、自慰をする。
自分が指示していることだから現実を受け入れる自分と
妻としてのプライドが煮えくり返りそうな自分。
こんな女のえぐいところ、女じゃなきゃ描こうと思わないでしょう。
ここまでして手にしたかった幸せとはなんなのか。
色々なことを考えました。
