第1試合はハイチの首都、ポルトープランスで開催。
前評判通り1-0でカナダが勝利しましたが、点差はわずか1。
ハイチにも予選突破のチャンスは残されています。
今回はカナダのホームですが、開催地はアメリカ。
イリノイ州のトヨタパークで行われました。
連勝で予選突破を狙うカナダ、フォーメーションは3-5-2。
ラリン(17番)、デイビッド(20番)の2トップはかなりの脅威。
ハイチは大きな変更が二つありました。
まずはシステム。
4-1-4-1に手を加え、フォーメーションを4-1-3-2に変更。
コロナの影響もあり、GKを含めてスタメンを7人入れ替え。
第1試合では中盤を務めたラフランス(13番)、右SBだったアディ(4番)の急造CBコンビ。
ボランチのシモンセン(19番)が左SBとして先発。
めちゃくちゃいじって冒険してますね。
試合開始。
ゲームの主導権を握ったのはカナダ。
13分、右サイドからのクロスをラリン(17番)がシュート。
惜しくも得点ならず。
20分、果敢に攻めたハイチ。
サバ(10番)が倒れながら放ったシュートはGK正面。
23分、カナダのデイビッド(20番)が襲い掛かるも、ハイチ守備陣が踏ん張って阻止。
32分、またしてもデイビッド(20番)が得点を狙う。
ハイチのGKドゥベルジェール(12番)、顔面ブロック炸裂。
44分、ハイチ決死のディフェンス。
CKからカナダのヴィトーリア(5番)が会心のヘッドを放つが、DFアルカス(2番)が寸前でクリア。
前半終了、0-0。
カナダ優勢ながら、2試合の合計では1点差。
絶対に得点が欲しいハイチ。
選手を1人交代させ、攻撃的布陣で後半に臨みますが、46分に失点。
バックパスがきっかけでした。
目測を誤りトラップミス。
慌ててクリアしようとするも、空を切る右足。
自滅によるまさかの失点。
この後、CBのアデ(4番)がすぐにボールを拾ってGKを励ましていました。
素晴らしいメンタリティ。
59分、めげずに責めるハイチ。
シモンセン(19番)が左からクロスを送るが、サバ(10番)のシュートは惜しくも枠外。
何とか1点を目指すハイチ、少しずつ攻勢に転じます。
しかし、74分。
カナダのCBケネディ(4番)がロングボールを放り込むと、ハイチのCBラフランス(13番)が処理をミス。
カバーも間に合わず、ラリン(17番)に2試合連続得点を許してしまいます。
これで2-0。
2試合の合計だと3-0、勝負を決定づけたカナダ。
89分、途中出場のFWホイレット(10番)が得点。
第2試合、終わってみれば3-0の快勝。
カナダ、36年振りの本大会出場へ向け好発進です。
想定外の事態が続いたハイチも中々良いチームでした。
レベルの高い2試合、大満足です。