FIFA未加盟の「眠れる極北の地」、グリーンランド。
雪解けも終わり、リーグ開幕が近づいてきました。
リーグ創設は1954年。
国民は5万6000人。
人口に対するチーム数の多さを見るに、サッカー熱は高そうなグリーンランド。
昨年はコロナの影響でリーグ戦を途中で止めましたが、中断(中止)はリーグ初の出来事。
60年以上も継続して開催され、近年は「Coca-Cola GM Football Championship」として運営されていました。
コカ・コーラにゼネラル・モータース、大手企業が名を連ねており、リーグ発展の余地はあったように感じます。
そんな国内リーグですが、試合が行われるのは7月~8月のみ。
ホーム&アウェーもありませんし、参加するチームの数もその年によってバラバラ。
形式はカップ戦に近く、日本だとナビスコ杯が最も似ている印象。
まず、北部・ディスコ湾・中部・南部と4つの地域でグループリーグを戦います。
勝ち抜けたチーム1か所に集まり、今度は決勝リーグを戦います。
ここで終わるのかと思いきや、1位vs2位で決勝戦、3位vs4位、5位vs6位は順位決定戦を行います。
決勝戦のフル動画もありました。
今回優勝したのは緑のユニフォーム、N-48。
国内第三の都市、イルリサットが誇る強豪で11回目の優勝。
ちなみに、優勝最多は首都ヌークの名門、B-67。
グリーンランドのリーグ戦、群雄割拠ですね。
2017年は新興勢力のIT-79が初優勝、フットサルでも強豪のクラブです。
2018年は前述のB-67が制覇。
カールスバーグやアイスランド航空が入ったユニフォーム、カッコ良い。
そして19年は動画でも紹介したN-48。
リーグは実施されるのか?
どこが優勝するのか?
FIFA加盟はいつになるのか?
グリーンランドのサッカー界、しっかり追いかけていこうと思います。
<おまけ>
グリーンランドのスタジアム動画です。
再生時間は2分ほど。
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