審判の心構えや負けた試合から学ぶ
先日の練習日に「審判の心構え」や「負けた試合から学ぶ」について子どもたちに話しをしました。
「審判の心構え」
岡山で開催された全日本小学生選手権大会。
審判の問題も少なからずあったように思いました。
ひとつのマッチで正審が何度も審判台から降り「ボールの痕跡」を見る風景。
「さっきのボールはアウトですよね。跡を確認してください」
そのたびに正審が審判台を降りていきます。
間違いではありませんが…
「質問に対する対応手順フローチャート」
ウチの子どもたちに分かるように話をしました。
「さっきのボールはアウトですよね。跡を確認してください」って言ってきたら
正審の判定区分(ベースライン)なら 大きな声で「明らかにインです」と自信をもって言いなさい。それでも「跡を確認してください」と言った場合はイエローカードを出しなさい。
副審の判定区分(サイドライン)なら副審を呼んで確認し大きな声で「明らかにインです」と自信をもって言いなさい。
また「質問を受けつけた場合」
痕跡の確認はまず副審に行ってもらいなさい。
判定を変える場合は両方の選手に分かりやすく説明しなさい。
副審の問題もありました。
サービスがサービスライン「フォルト」と判定し手をあげたにもかかわらず正審が気がつかずにラリーが続いて副審が罰悪そうに手を下ろしてしまっているケース。
副審もはっきり大きな声で「フォルト」と言いなさいと。
審判をするからには「自信をもって大きな声」でコールする。
当たり前のことですがもう一度みんなで確認をしました。
「負けた試合から学ぶ」
私自身試合に出ては負けてばかり。負けた試合から学ぶといっても「何であんな相手に負けたのか」後悔ばかりで反省は忘れてしまっています。
そこでマラソンのある選手の話をしました。
福岡国際マラソンで優勝候補、事前の準備も完璧だったといいます。
ところが当日小雪がチラチラと、その雪の一粒が太ももに落ちて足が動かなくなってしまったという話。
「負けた試合の事前練習は完璧だったでしょうか」
「一球一球、試合だと思って練習してきたでしょうか」
「ここで第一サービスを絶対入れる、そういう練習はしたでしょうか」
最後に「お母さんの涙」の話。
勝っても負けてもみんなのために「涙を流してくれるお母さん」
自分のためだけでなく「涙を流してくれる人」のためにも頑張ろうと思ったときにみんなはきっと一段大きく成長するよ。