何度目かの、わたしの弟くんの命日がやってきました。
あの日も天気良くて、暑い夏の日でした

わたしは、今呼び寄せられるかのように、弟くんのいた病院に虫垂炎で入院中ガーン(呼ぶなよっむかっ)
いいんだか、悪いんだか…あせる


弟くんは急性リンパ性白血病でした。私がドナーで血液型完璧にあってたんだけど、移植も成功したんだけど…
遅すぎました…


北海道 畑の中のdeli&cafe FUNABA-FARM  Sassyのブログ-201307130931000.jpg


札幌の病院で治療していましたが、終末期は弟くんのかねてからの願いを叶えて、自宅側の病院に移転してきました。
札幌の病院を出る時、看護婦さんも先生も皆が見送ってくれました。泣いてくれた看護婦さんもいました。

無事自宅近くの病院へ到着。
羊蹄山の見える病室に、きっとほっとしたに違いありません。


北海道 畑の中のdeli&cafe FUNABA-FARM  Sassyのブログ-201307131359000.jpg



しばらくここで、家族交替で付き添いました。
もう、全身が痛みや高熱など死にたいくらいの辛さなので、点滴でずっと眠らせています。
耳は聞こえるから、弟くんが好きだった「ゆず」をウォークマンでかけて、私と片耳つ゛つあてて、ねっころがって聞いたっけ…


結局、入院の最初も最後も、彼が生まれたのもこの病院でした。


あの日の最後は、忘れない。
両親が泣いて泣いて泣いて泣いて…
いる最中、私は弟くんをいかに早く自宅に連れ戻すかで頭がいっぱいだった。
それが彼の、最初から最後までの望みだったから…


北海道 畑の中のdeli&cafe FUNABA-FARM  Sassyのブログ-201307131741000.jpg


弟くんの全身状態も悪化して、眠らせるための点滴を入れる前に、弟くんに約束したんだ。
「ねえちゃん、絶対あんたをうちに連れて帰るからね!」…
妄想や幻聴も聞こえ、点滴のカテーテルを噛んでいたこともあった。そんな時期だったけど、ちゃんとうなずいてくれた…


約束を果たすこと、最大限可能な限りの苦痛を取り除くことが私の目標でした。
必死でした…



最後の日も、こんな夕暮れでした…



北海道 畑の中のdeli&cafe FUNABA-FARM  Sassyのブログ-201307131817000.jpg


久しぶりに弟くんと一緒にいて夕陽を眺めた気がしました。
今日はずっと、君がいた夏を思い出していました…



北海道 畑の中のdeli&cafe FUNABA-FARM  Sassyのブログ-201307131847000.jpg