今日も、あっというまに日が暮れました…
羊蹄山の夕日がニセコ方面へ落ちていきました。
でも、今日は暖かかったせいか夕方でも寒くないです。
朝から庭先に、ひばりやシジュウカラがツガイでちょろちょろしてました…
今日は午前中もブログ書いたのですが、日中はとても暖かく、畑の雪もまた一気に溶けていきました。
なので、今朝散歩した残雪の畑道、あっという間に土が顔を出してきました。
庭の丸太椅子も顔を出しまして、もう遊べますね
先日…
毎年、農作業が開始するため、倉庫の中から冬使用のものを出して、農作業の準備が開始します。
倉庫にはトラクター等はもちろん、今年蒔く男爵の種芋、そして冬の間ストックしておいた野菜たち。
その中に男爵とキタアカリがあります。
秋にはじゃがいもの発送を頼まれたりもするので、当社のジャガイモの箱詰をいくつか作るし、冬の間も発送を頼まれることがあるので、そういうお客様のために保管しておいてあります。
その在庫が春には出てきて、気温も高くなり当社倉庫での保管も限界となります。
芽も出ちゃうし、日が当たると緑色になって「ソラニン」という有毒物質が出てきちゃいます
じゃがいもはもともと掘りたてのものよりも、今時期の越冬したもののほうが、甘みが増してデンプン質もほくほくとなり、本当に美味しい時期
2年も上手に低温貯蔵すると「さつまいものように甘くなる」という実験結果もあります
でも、規格外品は行く先もなく、お客様からのリクエストがない限り、この時期例年廃棄されていました
規格外品といっても、基本的に傷や形が悪いもの、そしてサイズがL、LMという一般的なスーパーで販売されている手のひらに丸く収まるもの以外の、小さい小玉Sサイズからグーを
一回りおおきくしたような大きな２L、３Lサイズまで…
食べられるんだけど多少の傷や、サイズ等に問題があるものが「規格外品」。
「食べられる」ものなのです…
で、今年も社長が「そろそろ捨てるけど…」とのこと。
どのくらいの量かというと「キタアカリ小玉 400キロくらい…」
え～っ
400㌔～
でも、先ほど申し上げたとおり、とても美味しい時期なのに、行き先がないというだけで捨てられてしまうのが目前です…
もったいなくて、少しでもなんとかならないかと思って朝からあちらこちらへ問い合わせ
結局、ネットのあるサイトで紹介をしてみました。
事情と写真を掲載し、格安で…と紹介してみました。
もしどなたか興味を持ったり、食べてくれたらいいなあ…くらいの気持ちです。
そしたらね…
日中掲載した記事が、夕方から注文殺到
びっくりです！
メールの返信が追いつかないくらい、すごい勢いで注文が来るわ、来るわ
おかげ様で数時間でキタアカリ規格外小玉400キロ完売！
その他、ご興味を持っていただいた方には、男爵規格外も少しだけあったのでご紹介しまして、計約500kが完売となりました
社長は超びっくりです！
だって今まで「売れないし引き取り手もない」と思って廃棄していたものですから…
当社で保管に限界があったとはいえ、食べられるのです。
「もったいない」のです。
そんな嬉しい1夜のあと、社長も張り切って早速ご注文くださった皆様への発送・配達準備を開始いたしました
規格外はこうした米袋に入れて保管されていましたが、発送の際に破けてしまう可能性があるので、急遽箱に入れ替えてくれました。
1梱づつ、中のじゃがいもの様子を見ながら、計りながら箱詰めしていきます。
今回一番在庫が多かった、きたあかりの小玉たち。
400キロって一体何個なのでしょう
せっせせっせと広い倉庫で作業が続けられます。
正面の大きな袋には、これから蒔く肥料が入っているんですよ
はいっ、箱に入れ替え在庫確認して完了！
発送分はその日のうちに、お送りさせていただきました
その後、配達分約300キロを車に積んで、小樽市内のレストランやホテルさん、その他の方々へ
レストランさん等での取り扱いについては、とてもとても緊張しました
農家の現状、としてはサイズ不ぞろいだったり、傷があったりするのが当たり前ですが、お客様へお使いになるからにはこうしたものは本当に使えるのか、社長共々自信がなかったのです。。。
でも、配達して一社のシェフにお見せしたところ、「大丈夫！小さければ小さいなりの使い方があってね…」とお話ししてくださいました
よかったです～
その後、ハラハラドキドキの「春のじゃがいも発送」も、ご注文くださったお客様から多数のお礼と「美味しかった」というメッセージを頂き、本当に嬉しく、「ほっ
」としています。
今回、こうして皆様にネットを通じて周知、ご注文を賜り発送、配達させていただき、当農場としてもとても世界観の変わる出来事でした。
大き目の規格外であれば不具合のある場所を切除して使用も可能ですし、皮むき作業も差ほど負担ではありません。
ですが、小玉については「皮むきが大変！」とか使用目的が限られてしまうイメージから、そうした理由から一般家庭では嫌われがちに思われてきました。
本当は、小さいサイズのものはパクリとするには1口サイズで可愛くて
丁度良くて
S玉より小さなものは、芽が出たりしていなければ、皮付きのまま茹でたり蒸したり（電子レンジ可！）して、塩を振っていただくだけでも十二分に美味しくいただけるのです。
素材の甘みが生きる、超1品料理です
また、その際にスパイスやハーブを振るとか、オリーブオイルとアンチョビ+ニンニク+唐辛子でさっと炒めて「ぺペロンチーノ風」とか、使用目的によるレシピの展開はいくらでもあるはずなのですが…
改めて今回のことを通じて農産物・流通など、考えさせらることとなりました。
今回は、本当に北海道内外からものすごーく、沢山の方々に救われ大変ありがたく思っています。
何より捨てられるはずだった、じゃがいも君たちが一番喜んでいるでしょう
一度くらいは世に出たいでしょう。
じゃがいも君たちは、農協から「規格外」とみなされてもこの世に生を受けた限り、本来目指す「ステージ」であるレストランや幸せな家庭のテーブルに上がりたいものです。
みんなに「美味しいね！」っていってもらいたいはずです。
それは同じく、ここで生きている私達にも、同じ事が言える気がします…
私も規格外だけど…
そんなステージを夢見て頑張ります（笑）
ご理解くださった方々に、心から感謝申し上げます！
本当にありがとうございました
羊蹄山の夕日がニセコ方面へ落ちていきました。
でも、今日は暖かかったせいか夕方でも寒くないです。
朝から庭先に、ひばりやシジュウカラがツガイでちょろちょろしてました…
今日は午前中もブログ書いたのですが、日中はとても暖かく、畑の雪もまた一気に溶けていきました。
なので、今朝散歩した残雪の畑道、あっという間に土が顔を出してきました。
庭の丸太椅子も顔を出しまして、もう遊べますね
先日…
毎年、農作業が開始するため、倉庫の中から冬使用のものを出して、農作業の準備が開始します。
倉庫にはトラクター等はもちろん、今年蒔く男爵の種芋、そして冬の間ストックしておいた野菜たち。
その中に男爵とキタアカリがあります。
秋にはじゃがいもの発送を頼まれたりもするので、当社のジャガイモの箱詰をいくつか作るし、冬の間も発送を頼まれることがあるので、そういうお客様のために保管しておいてあります。
その在庫が春には出てきて、気温も高くなり当社倉庫での保管も限界となります。
芽も出ちゃうし、日が当たると緑色になって「ソラニン」という有毒物質が出てきちゃいます
じゃがいもはもともと掘りたてのものよりも、今時期の越冬したもののほうが、甘みが増してデンプン質もほくほくとなり、本当に美味しい時期
2年も上手に低温貯蔵すると「さつまいものように甘くなる」という実験結果もあります
でも、規格外品は行く先もなく、お客様からのリクエストがない限り、この時期例年廃棄されていました
規格外品といっても、基本的に傷や形が悪いもの、そしてサイズがL、LMという一般的なスーパーで販売されている手のひらに丸く収まるもの以外の、小さい小玉Sサイズからグーを
一回りおおきくしたような大きな２L、３Lサイズまで…食べられるんだけど多少の傷や、サイズ等に問題があるものが「規格外品」。
「食べられる」ものなのです…
で、今年も社長が「そろそろ捨てるけど…」とのこと。
どのくらいの量かというと「キタアカリ小玉 400キロくらい…」
え～っ
400㌔～
でも、先ほど申し上げたとおり、とても美味しい時期なのに、行き先がないというだけで捨てられてしまうのが目前です…
もったいなくて、少しでもなんとかならないかと思って朝からあちらこちらへ問い合わせ
結局、ネットのあるサイトで紹介をしてみました。
事情と写真を掲載し、格安で…と紹介してみました。
もしどなたか興味を持ったり、食べてくれたらいいなあ…くらいの気持ちです。
そしたらね…
日中掲載した記事が、夕方から注文殺到
びっくりです！
メールの返信が追いつかないくらい、すごい勢いで注文が来るわ、来るわ
おかげ様で数時間でキタアカリ規格外小玉400キロ完売！
その他、ご興味を持っていただいた方には、男爵規格外も少しだけあったのでご紹介しまして、計約500kが完売となりました
社長は超びっくりです！
だって今まで「売れないし引き取り手もない」と思って廃棄していたものですから…
当社で保管に限界があったとはいえ、食べられるのです。
「もったいない」のです。
そんな嬉しい1夜のあと、社長も張り切って早速ご注文くださった皆様への発送・配達準備を開始いたしました
規格外はこうした米袋に入れて保管されていましたが、発送の際に破けてしまう可能性があるので、急遽箱に入れ替えてくれました。
1梱づつ、中のじゃがいもの様子を見ながら、計りながら箱詰めしていきます。
今回一番在庫が多かった、きたあかりの小玉たち。
400キロって一体何個なのでしょう
せっせせっせと広い倉庫で作業が続けられます。
正面の大きな袋には、これから蒔く肥料が入っているんですよ
はいっ、箱に入れ替え在庫確認して完了！
発送分はその日のうちに、お送りさせていただきました
その後、配達分約300キロを車に積んで、小樽市内のレストランやホテルさん、その他の方々へ
レストランさん等での取り扱いについては、とてもとても緊張しました
農家の現状、としてはサイズ不ぞろいだったり、傷があったりするのが当たり前ですが、お客様へお使いになるからにはこうしたものは本当に使えるのか、社長共々自信がなかったのです。。。
でも、配達して一社のシェフにお見せしたところ、「大丈夫！小さければ小さいなりの使い方があってね…」とお話ししてくださいました
よかったです～
その後、ハラハラドキドキの「春のじゃがいも発送」も、ご注文くださったお客様から多数のお礼と「美味しかった」というメッセージを頂き、本当に嬉しく、「ほっ
」としています。今回、こうして皆様にネットを通じて周知、ご注文を賜り発送、配達させていただき、当農場としてもとても世界観の変わる出来事でした。
大き目の規格外であれば不具合のある場所を切除して使用も可能ですし、皮むき作業も差ほど負担ではありません。
ですが、小玉については「皮むきが大変！」とか使用目的が限られてしまうイメージから、そうした理由から一般家庭では嫌われがちに思われてきました。
本当は、小さいサイズのものはパクリとするには1口サイズで可愛くて
丁度良くてS玉より小さなものは、芽が出たりしていなければ、皮付きのまま茹でたり蒸したり（電子レンジ可！）して、塩を振っていただくだけでも十二分に美味しくいただけるのです。
素材の甘みが生きる、超1品料理です
また、その際にスパイスやハーブを振るとか、オリーブオイルとアンチョビ+ニンニク+唐辛子でさっと炒めて「ぺペロンチーノ風」とか、使用目的によるレシピの展開はいくらでもあるはずなのですが…
改めて今回のことを通じて農産物・流通など、考えさせらることとなりました。
今回は、本当に北海道内外からものすごーく、沢山の方々に救われ大変ありがたく思っています。
何より捨てられるはずだった、じゃがいも君たちが一番喜んでいるでしょう
一度くらいは世に出たいでしょう。
じゃがいも君たちは、農協から「規格外」とみなされてもこの世に生を受けた限り、本来目指す「ステージ」であるレストランや幸せな家庭のテーブルに上がりたいものです。
みんなに「美味しいね！」っていってもらいたいはずです。
それは同じく、ここで生きている私達にも、同じ事が言える気がします…
私も規格外だけど…
そんなステージを夢見て頑張ります（笑）
ご理解くださった方々に、心から感謝申し上げます！
本当にありがとうございました