
学生のころアルバイトして
いた小さな事務所に
相談役のような立場でたま
にくる女性がいました

おばさまとおばあさまの間の
おばあさま寄りの年齢で
いつも目が^^猫のように笑っていて
面白くてやさしい方でした
ひろこさんといいます
苗字は偶然私と同じでした
私は礼儀とかマナーとか
よくわかってない学生でしたが
ひろこさんは、さりげなく
いろんなことを教えてくれました
よくお食事をご一緒しながら
お話したのがなつかしい
アルバイトをやめてからは、
あまり会えなくなりました
年賀状は上半分にその年の干支のはんこ
下半分にびっしりメッセージを書いてくれるのが
お決まりで、心のこもった手文字が
毎年たのしみでした
ひろこさんはひとり暮らしで、
息子に迷惑にならないようにと
持ち物はすくなく、身綺麗に暮らしていました
去年息子さんが泊まりにきていた夜に
読書をしながら、息をひきとりました
前ぶれもなく、朝には亡くなっていたそうです
晴れた秋の日に一緒に働いていた人と、
ひろこさんが眠る共同墓地に行きました
お正月にひろこさんからの年賀状なかったです
もうこないんだな‥と
今日お昼ご飯を食べながら思いました
