こんにちは、大阪市のフアン鍼灸院 です。
今回のケースは
【走るとふくらはぎから足うらがつりそうになってランニングが出来ない】
こんな症状が鍼灸治療で改善した症例を紹介します。
Y さん ５３歳 女性 パート
Y さん：
ランニングで５、６Km走るとふくらはぎから足うらがつりそうになって
走れなくなるんです。
私：
どちらの足ですか？
Y さん：
その日によって右がつりそうになったり、左がつりそうになったり。
私：
アキレス腱が固く張ってますねえ右の方が張ってますねえ。
まず初めに鍼灸治療で全身の気、血、水（津液）の巡りを整えた。
私：
足うらを触ってみますよ。
右のかかとから人差し指にかけて固いですが、痛くないですか？
Y さん：
痛いですねえ。
私：
右足は膝うらからふくらはぎにかけて、外側が張ってますよ。
左足のかかとから親指にかけて固いですが痛くないですか？
Y さん：
痛いですねえ。特に親指のつけ根が痛いです。
私：
足うらからゆるめていきましょう。
ということで足からふくらはぎ膝うらまで知熱灸（温かく感じると取り除くお灸）を
していった。むくみや痛みのきつい所は重ねてお灸をした。
さらに鍼でゆるめていった後、腰から仙骨を触ってみた。
私：
この仙骨の間の２か所がむくんでるんですが、どうですか？
Y さん：
その辺りが走ってると痛いんです。
私：
この際はどうですか？
Y さん：
痛いです。
私：
じゃあ鍼をしてみますよ。
と仙骨周りから膝にかけて鍼をしていった。
私：
腰の右を大きく上げてみて下さい。次に左を上げて下さい。次にそらせて
みて下さい。次に胸はそのままで腰だけ高く上げてみて下さい。
Y さん：
腰を上げた時に左側が痛いです。
私：
分かりました。ちょっと触ってみますよ。左のこの辺りが固いので
鍼をしますね。どうですか、もう一度腰を上げてみて下さい。
Y さん：
アー痛くないですねえ。
私：
じゃあ立ってかかとの上げ下げをしてみて下さい。
Y さん：
楽になってますねえ。
私：
これで様子を見て下さい。
Y さんの様にランニングをしていて下半身の筋肉の疲れからふくらはぎや
足うらがつりそうになるという方達はよくいらっしゃいます。
そんな時に鍼灸治療で疲労している筋肉群の気、血、水（津液）の巡りを良くし、
ゆるめていくと筋肉に柔軟性が出てランニング時の足腰の痛みが、
改善していきます。
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