こんにちは、大阪市のフアン鍼灸院 です。
今回のケースは
【膝を曲げると膝の外側がしびれて痛い。正座も出来ない。】
こんな症状が鍼灸治療で改善した症例を紹介します。
S さん 38歳 主婦
S さん:
右ひざを曲げると膝の外側がしびれて痛いんです。正座も出来ないんです。
私:
いつからですか?
S さん:
もう1か月ぐらいになります。
触診してみると、腰から仙骨にかけての骨と骨の間が固く、
お尻も右の方が固い。
私:
腰から仙骨にかけて骨と骨の間を押してみますよ。どうですか?
S さん:
痛いです。
私:
じゃあ次は骨の際を押してみますよ。右の方が痛くないですか?
S さん:
痛いですねえ。
私:
お尻も触ってみますよ。左より右の方がずっと固いんですが、どうですか?
S さん:
痛いですねえ。
私:
じゃあ、この股関節の外側はどうですか?
S さん:
痛い、痛い。。
私:
今痛いとおっしゃってる股関節の外側から膝下に向かって腸脛靭帯が
ついているんですが、この腸脛靭帯はお尻やそけい部の筋肉が硬くなると
腸脛靭帯も固くなるんです。腸脛靭帯が固くなると膝を曲げた時に伸びて
くれず膝の外側が引っ張られて痛くなるんだと思いますよ。
ということで鍼灸治療を始めた。
まず全身の気、血、水(津液)の滞りを取り除き巡りを整えた。次に膝から
仙骨にかけての痛い骨と骨の間に透熱灸を1壯づつした後、足から膝、腰に
かけて鍼をし、固くなっている筋肉をゆるめていった。
横向きの姿勢で股関節まわりもゆるめていった。
私:
ハイ、終わりましたよ。膝を曲げてみて下さい。
S さん:
大分楽になってますが、まだ痛いです。
私:
そうですね一度に痛みが取れればいいんですが、
様子を見て又お電話を下さい。
一週間後
S さん:
あれから膝だけが痛いと思っていたけれどお尻の外側から右膝の外側まで
突っ張って固いというのがハッキリ分かるようになりました。
私:
そうですか!気が付いて下さって良かったです。治療していきましょう。
治療後、正座してもしびれなくなった。
S さんの様に腸脛靭帯(股関節の外側から膝関節の下までついている)が
固くなって膝を曲げた時にしびれたり痛みが出たりすることはよくありますが
鍼灸治療で腸脛靭帯をゆるめることで膝の痛みやしびれが、
改善することはよくあります。
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