いつも治療に来て下さっている60代後半の女性が、
足の小趾と薬趾の間の小趾側に魚の目が出来て、
靴を履いて歩くと飛び上がる程痛くって、
まともに歩けないとおっしゃった。
仕事柄、靴を履かなくてはならないし。
以前に足裏や手の平に魚の目が出来て
困っておられた方にお灸をし続けたら治った。
とお話し、お灸をすすめてみた。
小趾の内側の柔らかい皮膚なのに
そこに出来た魚の目の中心に米粒の半分ぐらいの
大きさの熱いお灸を直接すえたけれど、
全く熱さを感じない。
1回目は50壮もしたけれど、それでも熱くならない。
余程魚の目の根が深いようだ。
2回目、3回目とお灸を続けた後、
薬局で買った魚の目取りのサリチル酸軟膏を
張ったところ一気に魚の目がはがれて、
ぐっと楽になった。
まだ少し、芯が残ってはいるが
靴を履いて歩いても痛まなくなった。
また来院した折に少しづつお灸をしていって、
すっかり治してしまいましょう、ということになった。
サリチル酸は角質軟化薬として用いられるが、
魚の目が深い時は、まず先にお灸をして、
角質を柔らかくしてから使うとその効果も
上がるということだと思う。
魚の目は皮膚の下に骨が出ている部分によく出来る。
肥厚した角質が靴などに当たると神経を刺激して、
痛みが出る。
足の4趾5趾が互いに接触するところに出来やすい。
この女性だけでなく4趾側に出来た方や
小趾の外側に出来た方などみんな
お灸をしてサリチル酸軟膏を張ると、
早くに楽になっておられる。
魚の目にはお灸ですよ。
ウイルス感染症のイボにもお灸は
とても有効ですよ。
お悩みの症状がある場合、ファン鍼灸院にご相談ください
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