66歳の男性の例です。
追突されてムチ打ちになったり、
仕事現場で大きなケガをされたりしているので
様々な症状を抱えて来院された。
そのつらい症状のひとつに
左のお尻から足の後や外側にかけて痛む、
左足の膝から下がだるくって、
左足の指の外側3本もしびれる。
と いうのがあった。
腰にもヘルニアがあるとおっしゃる。
私は座骨神経痛かなと思い、その治療をしていた。
治療後はとても楽になるのに、
しばらくすると、また足の外側がだるい、
指がしびれる、と おっしゃる。
よくケガをされている方なので、
私はいつも「ケガを思い出したら
そのつど教えて下さいね」と 言い続けていた。
初めての治療から2年過ぎたある日のこと、
やはり左足がつらいとおっしゃる。
私が「なんで治りきらんのかなあ」と つぶやいていたら、
「あーそういえば、
はたちの頃、左足の薬指を骨折したことあるわ、
せやけど、昔のことやしなあ」と おっしゃる。
私が薬指を細かく触っていくと、
[痛い、そこや、そこ、そこの骨ヒビはいったことある」
と おっしゃるではありませんか。
「ここはいつも痛い、だるいとおっしゃってる、
足の外側を流れている経絡の
出口の所じゃないですか」と 私。
そこで、その一番痛い箇所を探し出し、お灸をすえた。
[熱、つーい。せやけどスーと通った。
いつもだるい所がスーと通った氣がする、
ウソみたいに楽になったわ」
と おっしゃった。
それから左足のだるさや指のしびれが
グッと軽減してしまった。
その後、何度かお灸をしたが、
この頃足のつらさを口にされることはほとんどない。
若い時のケガが原因で年を取って、だるさ、痛み、しびれが出た。
その一例でした。ファン鍼灸院の案内
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