朝5:30。
4:30にセットしていたはずの旦那さんの目覚ましが鳴っていない。ハッと目覚めた旦那さんは携帯の時計となっていないアラームに気付き、文字通りの飛び起きる。目覚めたてなのにクリアーな私の頭の中はすぐに現状を理解する。以前も数回機能しなかったアプリのアラーム。「…渋滞で」と、上司に電話。…いや、違う。咄嗟に出たウソ。…バレるって。身支度を快速で終わらせ、爆弾低気圧の世界へ(ようこそ☃️←爆弾低気圧の声)。
2階から降りる階段は吹き溜まりで、踏み板は吹き付けられた雪で斜めの傾斜がついている。階段を真っ直ぐ降りると、角度がついていて踵が上がり爪先が地面の方へ向き前のめりの体勢になる。玄関から見送る私に「階段斜めだわー」と言いながら車を停めるガレージの方へ降りて行った旦那さん。丁度私の位置からは死角になる為見送った後ドアを閉めようとしたら下から旦那さんの声で「(雪が積もって)車出ないわー」、と。私はすぐさま部屋へ戻る。ヘアゴムで髪を結い、パジャマの上着の裾をズボンへ入れ、ワンサイズ大きいベージュ系のダウンをハラリと羽織り、チャックを上げ、しまっていた長靴を袋から出し、スムーズに両足をススッと入れ吹き溜まった雪で踏み板が斜めになった階段を下り車庫の中にある黄色い除雪スコップを握りしめ膝下まで満遍なく積もった新雪をザッザと掻き始める。旦那さんは赤いママさんダンプで豪快に雪を押し退ける。(…そう、彼は寝坊をしたのだ。)旦那さんの一大事とあり、私もおばさんの全力で細かい箇所の雪を跳ね除ける。「よし、もう出られるわ」とエンジンを掛けたままの車に乗り込み、勢いよく車を発進させた。無事出発🙆♀️✨。私はまるで、飛行場で出発する飛行機を滑走路で見送る人達の様な眼差しで、遠ざかる車の後ろ姿に向かって、軽く右手を上げた。(good luck✋💕)
ウチの前では隣の家の人が自宅前の道の真ん中で雪に埋まって知人が助けに来ていた。道の両脇に積まれた雪山で圧迫された道幅は車一台と少しの余裕しかなく、対向車が来た時はどちらか一方が片側に寄りなんとかスライド出来る広さしかなく、お隣さんの車はど道の真ん中で埋まっていたのでまるっきり道路の往来を遮断する形になっていた。まだ早朝だった為、通行の妨げにはなっていなかった様だ。私はそのまま暫く雪掻きを続け、起き抜けのパジャマの中は薄ら汗を掻いていた。流石に寝起きの雪掻きだった為早めに切り上げ家に入った。
終わり際、降る雪は霰に変わり髪に貼り付いた霰の粒をシンクで落とし、上着は溶けた雪が滴り落ちてもいい様に洗濯機の開けた蓋に引っ掛けて洗濯槽の中に水が落ちる様にした。
そして、ソファーで一息。旦那さんから電話が掛かってきて何事かと思ったが、上司もまだ会社に辿り着けていないとの事。他の従業員達の多くも皆大雪で会社に着けていないと。。寝坊した旦那さんがどうやら一番乗りになりそうだ、との事。まぁ、結果オーライ…(?)
雪掻きの筋肉痛が少しずつ始まり掛けてる。
外は少しずつ明るくなってきた。
なんだかね、この異常な天気は。
今日は休み。
昨日買ってきた本でも読むかな。
でも雪掻き途中だし。
少しゆっくり過ごそう。