うぐいす | WAを楽しむ

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うぐいす

Japanese Bush Warbler 《ウグイス科ウグイス属:Horornis diphone》

 

鶯は、日本三鳴鳥(さえずりが美しい日本の鳥)のひとつといわれています。

ウグイス(鶯)「ホーホケキョ」

オオルリ(大瑠璃)「ピリーリー」

コマドリ(駒鳥)「ヒンカララ」

 

そして、春を知らせる代表的な鳥。

 別名

「春告鳥」(ハルツゲドリ)

「花見鳥」(ハナミドリ)

「歌詠鳥」(ウタヨミドリ)

「経読鳥」(キョウヨミドリ)

 

「経読鳥」

「ホーホケキョ・・・法ー法華経・・・」

お経を唱えているような鳴き声にも聞こえてきます。

 

日本では、どんな場所で鳥を観察しても

うぐいすが見つかるくらい数の多い鳥です。

 

 

冬に雪が降るような場所に住むうぐいすは、

冬の間は南の方や低地の暖かい場所に移動し、

主に公園や河原のような場所で生活します。

そして、春になって日が長くなると、

元の場所に移動して繁殖を開始します。

 

うぐいすの雄は、繁殖地に戻る途中にも

さえずることがあります。

春先に、人家の庭や公園のような場所で、

うぐいすのさえずりが聞かれるのはこのためです。

 

うぐいすの雄は、笹などが茂った場所になわばりをつくり、

雌がやってくるのを待ちます。

なわばりに雌が入ってきてつがいになると、

雌は枯れた笹の葉などで丸い形の巣をつくります。

そして、きれいな色の卵を産みます。

この卵を抱いたり、孵(かえ)った雛に餌を与えたりするのは、

もっぱら雌の仕事です。

 

うぐいすの社会は、一羽の雄が二羽以上の雌とつがいになる、

一夫多妻型の構造であることがわかっているそうです。

 

【二十四節気:立春】
【七十二節気:黄鶯睍睆】