猫の糖尿病 備品・消耗品・病院の検査代など費用いろいろ。 | ふぁんふぁんのしっぽ ~猫の腎臓病・糖尿病 ブログ~

猫の糖尿病 備品・消耗品・病院の検査代など費用いろいろ。

追記

このタイトルの記事は昨日までに少しずつ書いてきた内容ですが、

検査のため病院に行ってきたのでその報告は次回の記事に書きます。

 

 

猫の糖尿病治療に必要な備品や消耗品と、検査費用や処置内容といった病院代あれこれです。

 

今日の記事は画像と文字が多いので長くなります。

 

先日注文した動物用血糖値測定器「アルファ トラック2」 ☆メーカーサイト

すでに本体は購入したものの、肝心な消耗品が国内欠品中のため入荷待ちの状態です。

 

今日は一番気になる“費用”についてチラッとご紹介。
 

糖尿病と診断されてから色々調べておりますが意外と情報が少ないんですよね。

腎不全の時は逆に情報が多すぎて取捨選択するのが大変でしたが。。。

 

なので、猫の糖尿病で情報収集されている方に少しでも参考になればと思っています。

糖尿病と腎臓病を併発されている子もいますので、関連した記事を心がけたいなぁ~と。

 

 

『猫糖尿病の費用あれこれ』

 

糖尿病確定診断までに必要になる検査費用や、確定診断後の治療費や必要な消耗品費です。

今回通院した複数の病院での診察料のデータをまとめています。

 

 検査・治療費】

 

・採血料            500~800円

・血液検査 (CBC検査) 1500~2000円

・血液検査(生化学1項目)   約500円

・血液検査(電解質)       1000円

・血液検査(リパーゼ)      1000円

・フルクトサミン検査(院内)   2400円

・尿検査一式       1500~1800円

・超音波検査           5000円

・半日入院費(検査費別途)  2000円

 

【備品・消耗品費】

 

・猫用インスリン製剤(プロジンク) 9000円

・専用シリンジ1箱(120本入り)   6000円

・穿刺針1箱(30本入。使い捨て) 500円
・メディセーフ「ファインタッチⅡ」 1900円


 

・消毒用エタノール(500ml)      800円

・カット綿(沢山要ります)       数百円

 

・血糖値測定器(アルファトラック2本体、溶液) 13000円

・測定器用テストストリップス(センサー)      6000円

 

・尿試験紙(ウリエースなど。糖のみ)   800円

・尿試験紙(Ketostixなど。ケトンのみ) 2800円

 

・輸液(ソルアセト500ml。3日分)     1000円

・輸液ライン      300円

・シリンジ(50cc)   200円

・輸液用三方活栓  200円

・輸液用翼状針    100円

 

上記以外に療法食と低血糖対策のブドウ糖とシリンジが必要です。

輸液や輸液セットについては糖尿病のみの治療では必要ありません。

 

合併症の膀胱炎になった場合は血糖値と飲水量次第で必要になります。

エタノールはカット綿に染み込ませてガラス瓶に作り置きしてます。

 

【例えば・・・】
 

「なんかおかしいかな?!」で病院に行った場合。

 

初回・・・血液検査(CBC、電解質、生科学複数項目)と初診料・・・

追加検査・・・尿検査+血液検査(リパーゼ)+超音波・・・

再検査・・・血液検査+尿検査・・・

確定診断後・・・半日入院(血糖値曲線作成。1~3日)・・・

薬剤・消耗品費など・・・インスリン製剤、シリンジ、消毒液、尿検査紙・・・

定期健診・・・血糖値測定、血液検査、尿検査など。・・・

 

①・・・10000円程度

②・・・12000円程度

③・・・10000円程度

④・・・10000円程度(半日入院1日あたり)

⑤・・・20000円程度(血糖値測定器を購入なら、プラス20000円程度必要。)

 

上記①~③がインスリン治療開始までの確定診断かかる費用の概算です。

①+②+③=32000円(病院代のみ)

だいたい30000円前後ですが、状況や病院次第となります。

 

その後、④のインスリン量決定のために数日間半日入院をします。

獣医師や猫様の状況により金額・日数ともバラつきがありますが、

3日間として④:20000~30000円前後は最低必要かな?

 

あとは定期健診で週1回あたり、5000円~10000円程度必要となり、

インスリン製剤や消耗品購入費など⑤:20000円が別途かかります。

 

①+②+③+④+⑤=70000円~80000円前後

上記は問題なく対応出来ている場合ですが、こんなに上手くいきません!

 

なにか問題があったり調子が悪い場合は、プラス検査費用や処置費用が必要。

費用は猫さんの状態と病院次第ですね。

 

 

シリンジなどはバラ売りしている病院もありますし、

半日入院費なしで血糖値曲線を測定する病院もあります。
 

ケトアシドーシスで入院なら、状況により入院&治療で10~20万円かな?

 

あと、経験値の低い獣医師の場合は。。。

長期通院で悪化するのに費用は膨れ上がります!

 

 

現状ではまだまだ血糖値測定器を個人購入している方は少ないようですが、

個人的には購入するべきだと感じております。

追記

2023年の時点では血糖値測定器であるアルファトラック3以外に、
人用のリブレセンサーが普及しています。

 

2016年に動物専用の簡易血糖値測定器がされていますし、

耳からの採血で自宅測定できる点が、身体にもお財布にも優しいです。

 

他にも理由はありますが、それはまた測定器の記事を書いた時に。。。

 

でわでわ!