「サポニンのうれしい働きの第一は、肥満予防です。
血液中の余分な脂質(コレステロール、中性脂肪)を低下させる作用があるからです。
利用されない血中脂質は脂肪組織に蓄積されて肥満の直接原因になります。
サポニンは水を加えると泡立ちますが、そのとき脂ともなじみます。
つまり、石鹸の泡が油脂を溶かして水で洗い流すように(界面活性作用)、サポニンは血液中の余分な脂質を洗い流す作用があるので、脂肪の蓄積による肥満がセーブされるのです」(前川先生)
すい臓から分泌される脂肪消化酵素にも働きかけて、小腸での脂肪吸収率を抑制する作用もあるそうです。
また、サポニンの界面活性作用は、大腸で便を適度なやわらかさにしてお通じをスムーズにしてくれます。
つまり、便秘性の肥満も予防してくれます。
「サポニンのもうひとつの大きな働きは、抗酸化作用です」(前川先生)
体内の細胞膜を構成する脂質は加齢や活性酸素によって過酸化脂質(一種のサビ)に変化します。
細胞膜の酸化は皮膚をはじめとする体の老化や動脈硬化の元凶です。
動脈硬化はさまざまな血管系のトラブルを招きやすくなります。がんの誘因にもなります。
したがって、抗酸化作用のある栄養分を摂ることは30代以降の女性にとって、とても大きなテーマです。
「ビタミンA、C、EやEPA・DHAなどとともに、抗酸化作用の強いサポニンも積極的に摂って酸化に強い体を保ちたいものです」(前川先生)