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今日はちょっと毛色の違うお話を。
先日、知り合いのDrが紹介しておられ、こちらを読みました。
職業柄、たくさんの人の「死への葛藤」をみてきています。
私が診ている方はご高齢の患者さんが多いですが、中には若くして難病を患い自宅療養をされている方もいます。
志半ばで、癌を宣告された方もいます。
その中で気づくことは、少なからず「生への葛藤」を持っている方にも、出会うということ。
「死にたい。」
「もう十分。これ以上生きていても仕方がない。」
「先生には殺してもらえないって知っているんだけどね、でもね、ほんとは早く楽になりたい。」
病院勤務の頃にも、こういうことをお話しされる患者さんはいらっしました。
だいたい、夜も遅い時間に、ぽつんと、ひっそりと、こぼす方が多かったように思います。
日中のカテーテル検査・治療が長引き、夕食も終わったような時間に病室に回診にうかがったような時。
日中ガヤガヤ・バタバタしている病棟も、夜はとても静か。
まるで放課後の学校のような、シンとした秘密めいた時間。
心の奥底の大切な秘密を話してくれる時、だいたい、そういう病院の日常とは切り離された時間帯でした。
在宅医療をするようになって思ったのは、在宅では「死にたい」という患者さんが、ずっと多いということ。
それも耐え切れない不安や、悲壮感にあふれて涙ながらに言う、という感じではなく、
ただただ、淡々と穏やかに、こぼす方が多いように思います。
「自分の領域」である在宅では、医療者との距離も近く、気負いなく言えるのかもしれません。
もしかすると、この数が本当で。
病院でも本当はもっと多くの患者さんが、そう、思っていたのかもしれません。
「もう十分生きた。なんでこんなに生きちゃったのかしら。息子に先立たれるのは嫌ねぇ、早く死にたいわ」
息子さんの余命がわずか、という時に90台のおばあちゃんがこぼす言葉だったり。
「そろそろ迎えに来てくれないかしらねぇ、あの人」
ひ孫も生まれて家族に囲まれて、来年100歳を迎えようとしているおばあちゃんが、穏やかに笑顔で話す言葉だったり。
「もう十分、頑張ったと思うのです。命が短くなってもいい。もう、楽に、眠りたい。」
癌の末期の患者さんが淡々と、でもしっかりと、話す言葉だったり。
もちろん長く生きて大往生の方の言葉と、病気を患う若い方の言葉には、背景に大きな違いがあります。
でも不思議と、年齢や性別に関わらず、「死の受容」を済ませた人の言葉は同じように響きます。
死に対する恐怖や嫌悪感がないので、「冷たさ」や「硬質さ」がない。
あたたかささえ感じさせる、そんな音質があります。
患者さんから「死にたい」と言われた時。
医師になりたての頃に感じていた、
「どうしよう」
「大変なことを言わせてしまった」
という焦りと不安。
どう切り返したらいいのかわからず、呆然とした困惑感。
不思議と今は。
家族にはなかなか言えない秘密を共有するような感覚で、
「普通の会話」として話すことができるようになりました。
この本自体は。
そんなあたたかい話ではなくて。笑。
医療者の姿勢や、在り方に対して、真っ向から批判・挑戦するような内容なのですが。
「患者のため」とは何なのかということを鋭く問う筆者の根底と、
おばあちゃんのあたたかい、「死にたいわ」の根底。
そこには同じものが流れているような気がします。
あなたもぜひ、手に取ってみてください。
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