いつだったか、
腫瘍が大きくなって手術をすると決めた時
必ずGWまでに治して
GWは海外に行こうと
そう決意したのでした。
ちゃんとそれまでに治療を終えれる
確約もなかったけれど
手術前に航空券をとりました。
そして、行ってきました。
これまでたくさん支えてくれて、
私よりも私のことを心配してくれる
大好きなお姉ちゃんと。
お姉ちゃんは、
私とは正反対の性格です。
すごく繊細です。
心配性で気が小さいです。
だけど心優しくて、
思いやりに溢れた人です。
そんなお姉ちゃん、
私が病気になってから
たくさん心を痛めて
自分が体調悪くなったりもしました。
大丈夫!絶対よくなるから!
そうやって気丈に私を励ましてくれたけど、
ご飯もあまり食べれず、
夜も眠れなくなってしまったお姉ちゃんを
励ましたいのは私の方でした。
昔は性格、逆だった気がする。
自由に好き勝手行動するお姉ちゃんと
なんでも石橋を叩いて渡るタイプの私と。
お姉ちゃんの背中を見て、真似て、
なんとなく要領よく生きれるようになって
いつの間にかこんなに図太くなりました。
人が自分のこと心配している傍らで
爆睡しちゃったりするようになりました。
もし、病気になったのがお姉ちゃんだったら
きっと、一瞬で壊れてしまうから、
私でよかったのかも。
なんて思ったこともあったけど
もし、お姉ちゃんが病気になったら
私はきっと今よりずっと辛い。
考えただけで胸が締め付けられる。
その辛さって実際その立場に
立ってみないと分からないけど。
私たちは互いに乗り越えてきたものがある。
私が病気になんてならなければ
味わわなくてよかった苦い経験だけど、
私たちの絆は本当に強くなった。
2人の目標だったニューヨーク、
実現できて嬉しいです。