左右両側に階数と開閉ボタンがついてるエレベーターに乗ったんだ。


途中で人のよさそうなご婦人が乗ってきたんだ。



右側に俺。

左側に婦人。


rakugaki:01




階数ボタンを押さないということは…。

同じ階で降りるわけか。


…。


ちーん。



もちろんすかさず俺はボタンを押して言うわけだよ。



「どうぞ。」


…。

するとどうだろう。


品のよいご婦人も全く同じ動作なわけだよ。


ご婦人「いえいえお先にどうぞ。」


…。

ふーむ。

淑女歴の長そうなご婦人。

やはりそういったプライドと言うものがあるのだろうか。



だがご婦人。



俺は…。


譲ると決めたら譲らない男ですよ??


(´ー` )ふ



…。


(ボタンを押したまま微笑み合う二人。)


(´ー` )ふ


(´ー` )ふ(´ー` )ふ


(´ー` )ふ(´ー` )ふ(´ー` )ふ



ふぅ。


ご婦人がため息をひとつ。



ご婦人(まったく。貴方の紳士さにはさすがのわたくしも負けましたわ。)


と言いたげな表情。


勝った。


俺は勝ったのだ!!




さっそうと降りて行くご婦…。


ごふっ!!


rakugaki:02




さっそうと挟まれるご婦人。



…。


あれ??




あ。


俺押してたの…。



閉だった。




ごめんなさい次回は気をつけます。





あうぇーーーーーい!!!!