夫とギスギスした日々を送っていた。

基本、まだ具合が悪いので、夫は

ほとんど寝たきりで、寝室は今も別。

夕飯は一緒に食べるものの、あたしも仕事を始めたので、余計にギスギスしてしまう。

夕飯時に夫があまりに、クソ意地の悪いことを言うので、その後、寝る前に夫のベット側に行き、あたしは言った。

「あなたは、私が自分から出ていくのを待ってるんだよね?だからチクチクを意地悪を言い、挙句にあんな事をやらかし、更に、私には自分の好きにしたら良いよ、自分からは何も言えないって言うんだよね?」

と言った。

「そうやって、私が自分から出ていけば、あなたは自分の責任じゃない、彼女が自ら出ていったんだからって言えるもんね?」

それがあなたの手なんだよね?

自分は悪者にならず、結果的に私を追い出せるもんね?

あなたのそう言う態度が、結局、みんなお金のためだけに自分といる風にさせるんだよ。

前妻が離婚したくないってごねたもの、お金の為だと罵っていたけど、当然だよね。あなたがそう言う風に変えてしまったんだよ。あたしもこのままだとそうなるよね。

自分で金が稼げるようになったら別れようって思うよね。今は子供の学費があって生活がある、その金は問題なくくれるから、じゃあそれが終わるまでは、歯を食いしばって我慢して、あと数年後にはおさらばだよね。

そう言う風になりたいんだよね?


夫は、酷くショックを受けた様だった。


「生活は豊かにできて、血の繋がりのない子にまで、良くしてはくれる。だからって何でも我慢なんてしないからね。舐めんなよ。あたしには富士山より高いプライドがあるんや。たとえ、ホームレスになろうとも、子供が進学できなくなろうとも、オメーの靴を舐める様な事は絶対にしないからな。いつだって無一文でも出てってやるわ。日本人舐めんな、クソ野郎。」


夫は、その後、1日に何度もメッセージを送ってくる様になり、今月のあたしの誕生日にはすっごいい高価なお寿司屋さんを予約しました。


やればできるじゃん。言われる前にやれや。

ちなみに今年度の息子の学費もポンと振り込んでくれました。