先日、家の前を消防自動車がうろうろしていた。

路地に入ってきてから、少し進んだところが工事中で

立ち往生してしまっていた。

 

何台かの消防車のサイレンが、家の前で止まるので、

まさかご近所さんが火事なのかと、外に出てみたら、

現場は200メートルほど先の、お隣の町内だった。

 

工事中の現場の警備員さんが、遠くできのこ雲のようなものが

3回上がったと言っていた。

その方向を見てみても、うっすら煙がたまに見える程度で

特に、火事が起きている様子は見えなかった。

 

夕方、涼しくなってから、火事現場の方をお散歩してみたら、

2階建ての一軒家の2階部分1室と屋根が吹き飛んでいた

一階部分や庭は外観上無傷で、庭には、まだ洗濯物も干されていた。

警官が、門扉に黄色い立ち入り禁止のテープをはって

警備していて、まるでドラマのようなシーンだった。

 

スプレー缶など、普段だったら、爆発しないような物が、

暑さで爆発してしまったのだろうか。

特別な暑さになっているので、今まで大丈夫なことでも

油断ならない。

 

夏休みに入ったので、家の草取りをしていたら、

屋根の下に、3つも蜂の巣ができていた。

2つは小さな巣だったので、すぐに駆除できそうだったが、

1つは、おそらくアシナガバチであろう現役の巣

そんなに大きくなってはいなかったが、何匹か蜂がいるのも目視できた。

 

本当は、夜に駆除をするのが良いのだが、

朝方、夫がはだしにジャージというとてもラフな格好で

退治に向かおうとしたので、さすがに靴下と帽子と顔にタオルを巻いてもらった。

 

蜂退治用のジェットスプレーは、噴射力が強く

遠くからでも、蜂の巣にきっちり命中して、蜂を逃すことなく退治できるらしい。

 

こんなマグナムジェットの缶が、暑さで暴発すると、

家の屋根までも吹き飛ばす事故につながるのだろうか、と想像してしまった。

科学に疎いので、どれくらいの威力があるのかがわからないが、

とにかく、家の中の一番冷たい場所に、

1本余ってしまったスプレーを保管することにした。

 

あまりの暑さで、予期せぬことが起こる夏なのかもしれない。

爆発の原因がわからないだけに、おそろしい。