長女が2才のとき

2人目を授かる

しかし妊娠が分かったころから不正出血があった

つわりも勢い良くあったし長女の時と変わらない

気になるのは不正出血だけ

8週目の妊婦健診で突然に突き付けられた悲しい現実

産科医師『赤ちゃんの心拍が確認できません』

たんたんと現状とこれからの手術についての説明がされた
明日手術になるのは分かった

涙がポロポロ勝手に出てくる私に看護師さんがティッシュを渡してくれた

夫の携帯に電話して報告する
そして実家に長女を迎えに行き、母親にも報告

夫が仕事を休んで長女と病院に付き添うことになったので母の手伝いは必要無いことも伝える

帰りの車中で娘がお昼寝したタイミングで、静かに泣いたのを覚えてる

家では普通に過ごした

翌朝は娘をとにかく抱き締めて、お腹の赤ちゃんと娘と過ごす最後の時間を感じていた

そんな中、夫が色シャツのアイロンかけを始めたのだ

夫『やっぱりこっちを着ていこうと思って』

これからお腹の中の赤ちゃんを掻き出す手術をするのに、私や娘の気持ちを置き去りにして、父親がオシャレに色気ついてんじゃねーよ

と、心の中で怒りに近い感情があった

服なんてなんだって良い

当時、会社員だった夫に仕事を休ませてしまったのは申し訳ない無いと思っていた

しかし遊びに行く訳じゃない
順調な妊婦健診に付き添う訳じゃない
私の肩を抱いて寄り添ってくれた訳でもない

夫『しょうがないんだよ、そういう運命だったんだから』

たしかに夫の言う通りだよ

けど夫と同じ歩幅で歩みたい
いつだって私を引きずるほどガンガン引っ張ってくれていた

手術が終わり、目が覚める

医師の術後検査があるので、それまでベッドで休む

何気なくテレビをつけた時、風見しんごさんの娘さんの交通事故の速報ニュース

忘れもしない、いきなり目に飛び込んできたショッキングなニュース

命が無くなるという現実に、私の感情が爆発してワーワー声を出して泣いた

その日は感情が不安定だった

でも大切な人、そして大切な人に関わるすべての命を守りたいと思ったんだよね

夫の発言は嫌だったけど、まだ見ぬ命より目の前の命を大切にしてほしいという意味だと、風見しんごさんの衝撃的なニュースを見て気付かされたんだよね

取り乱して大泣きした日は、赤ちゃんからたくさんのことを教えてもらった日となった

夕飯は
海老とはんぺんハンバーグ
(本当は海老餃子の予定だったが皮に包むのをやめた)

今日もお疲れ様でした!