…事務所の部屋…
「アーティスト・ルーム」というピアノ付きの部屋で歌の練習を始めた。
ピアノで音を確認しながら独り朗々と歌う。
歌は…大きな声を出したときに感じる微妙なバイブレーションが気持ち良い。
5分も歌っていると個人練習に飽きてきた。やはり他人あっての歌だな…と
思ったが、辛抱強く頑張って…アルバムの曲をひと通りうたって終了。
長袖のシャツを着て、部屋の中を歌いながらウロウロ歩いていたので少し汗をかいた。
ライブでスーツを着て、あれだけ動くスカパラのメンバーは熱中症にならないのか?
もしかしたら、言わないだけで、いつも熱中症を患っているのか?
…内田春菊さんと対談。
先日、朝食の食卓に、厚揚げと練り物を春菊と炊いた煮びたしが出た。
春菊の風味がとても豊かで美味しかった。
内田春菊さんも香り豊かな女性で、無邪気だが深みのある笑顔をした女性だった。
ちゃんと話をするのは初めてだったが、とても自然体で色々な話を聞かせてくれて僕を驚かせてくれた。
平谷庄至と二人して、伊藤ふみお初出演映画『真夏のオリオン』を明石まで観にいったらしい。
目的は、映画か?明石焼きか?
人生って、真剣に面白がっていると、案外、期待に応えてくれるものなのではないか…
そう、思った。
その思いで、日本酒4合はいける。
…今までの人生で印象に残っている曲を選曲している。
「1978年 『勝手にシンドバッド・サザンオールスターズ』 初めて自分で買ったレコード」
みたいに分類している。
改めて、色々な音楽を聴いていたら、心の片隅にあった、
ずっと電球が切れたままで真っ暗だった部屋に「ポッ」と明りが灯った。
理由もなく、随分長い間、好きだった音楽を聴こうとしなかった自分が不思議だ。
どうしてだろう?
忙しすぎたのだろうか?
何はともあれ、たくさんの良い記憶が、素晴らしい音楽とともに蘇ってきている。
ハッピーなことだ。
こちら元気!
皆、元気~!
電球が切れたままにしてない~!
追:内田春菊さんとの対談は「MIDAGE RIOT」特設サイトにて10/21アップ予定です!