ありがとう
臨床研修医の川村です
みなさん、お盆はどの様に過ごされましたか?
私は祖母と二人で実家にいました。
というのも、私の父と母、そして兄が3人で旅行に行って、代わりに私が一人では生活できない祖母と一緒にいる必要があったためです。
祖母は今年94歳になり、物忘れがひどくなってきており、料理を始めてどこかに行き丸焦げに。
水拭きを始めれば水を溜めたままどこかへ行き家中が水浸しになってしまったこともあります。
そんな祖母を一人にするわけにはいかないのでお盆中2人で過ごしていたわけですが、二人だけで生活をして気付いた事があります。
それはおばあちゃんは「ありがとう」という言葉が多いということです。
「おばあちゃん、家族やねんからそんなにありがとうばっか言わんでもいいよ」と私が言うと「普段の生活がありがたいことやからね。昔は戦争でなんもなかったから」と祖母が答えました。
戦争で当たり前の物が何も無く、何かあれば泣いて喜んでいた時代。そんな時代を生き抜いてきた祖母は現在の生活のすべてに感謝し、平和になった今でもその気持ちが少しも薄れていませんでした。
私は病気になったり、天災が起こったり。失って初めて普段の生活がありがたいものなんやって思う事はありました。
しかし時間が経てばそんなことも忘れてまた、当たり前と思う生活に戻ってしまいます。
毎日の当たり前にありがとう。そのことを今だけではなく、これからもずっと思い続けていく事が重要なことなんだと感じました。