しばらくはショックで何も考えられなかった。
ただ、体には子供の頃に味わったのと同じ恐怖の感覚と
あきらめのような落胆と、ほんの少しの解放感があった。
収拾のつかない電話。
母に私からようやく伝えたこと。
「ママにどう思われてもいいよ。ママが思うことと私が感じることは違う。
ママがもう私のことを娘と思えなくて会いたくないなら、私からは会いに行かないよ」
「ママが会いたくなったら電話して」
一人で勝手に怒ってまくし立てて暴言を吐き、最後は戸惑った母が言い残したのは
「話すだけ無駄だ!ママが死んだら来ればいいさ」だった。やれやれ![]()
次女の卒業式で泣いたあとだったから
私が目を腫らしていても誰も不思議に思わない。
かえってよかったかもね![]()
ひたすら悲しくて、悔しくて、涙が止まらなかった。
でも少しして気づいた。
ああ、私からはもう母に対して何もしなくていいんだ。
何も思わなくても(期待しなくても)いいんだとわかったら、その時、心底ほっとした。
