先週久しぶりに「庭師と歩く」講座で北の円通寺を訪問しました。ここは修学院離宮を自らのアイデアで造られた後水尾天皇の幡枝離宮の跡だそうです。この地には水を取り入れられないため、池泉回遊の庭を造ることができず、改めて比叡山の麓に修学院離宮を造られたということです。現在残っているのは、離宮のごく一部だそうです。池泉は無くともこの庭は、なんと言っても比叡山の借景が只々見事です。

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現在は妙心寺派の禅寺故か門前に石塔が「不許酒肉五辛入門」。五辛とは、葱(ねぎ)、葫(にんにく)、韮(にら)、薤(らっきょう)、蘭葱(ひる)で五辛とあるのは珍しく当山が発祥との事。…訂正(唐辛子でなく変わりに蘭葱が正しい)

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門をくぐるや直ぐにうずくまる獅子に驚かされて。

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入ってすぐにこの借景の庭を見る座敷へ。

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左奥からの石の並びは、鴨川を表すと見た我等の庭師。

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少し奥から縁先越しに借景を望むと、異なった味が。

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今色んな花色の躑躅が奥の潮音堂で見事に咲きそろいます。

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私はやはり、この借景を望みゆったりするのが大好きです。

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帰り門近くに句碑が「柿落ち葉踏みてたずねる円通寺…虚子」。

句碑の表面の掃除をしたくなりましたがそれは禁じ手、"秋もよし夏はなおよし円通寺"といったところで失礼しましょう。