四季の移ろいの日々を、言葉の感性を豊かに使った七十二候、続けてもう春を感じるところになりました。古人はどのように春を捉え、どのような感覚を研ぎ澄まされたのでしょう。前回の冬から春へと移っていきます。

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二月四日ころ立春から 
東風解凍(はるかぜこおりをとく)
黄鶯睍睆(うぐいすなく)
魚上氷(うおこおりをいずる)

二月十九日ころ雨水から 
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
霞始靆(かすみはじめてたなびく)
草木萌動(そうもくめばえいずる)

三月六日ころ啓蟄から 
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
桃始笑(ももはじめてさく)
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

三月二十一日ころ春分から 
雀始巣(すずめはじめてすくう)
桜始開(さくらはじめてひらく)
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

寒い冬のトンネルを抜けると、暖かい春がもうすぐに来る、さすがの古人も難しい漢字も少なくやららかく和らいできましたようです。