今年は源氏物語が書かれて、文書で確認されて1,000年。源氏物語千年紀ということです。あちらこちらで様々な催しが行われています。その中で植物染めにて日本の伝統色を再現された吉岡幸男氏の『源氏物語と色』という講座に参加しました。氏は「源氏物語」には平安時代、当時の人々の色彩感覚が良く表現されている。紅蘇芳など植物染めとその色名が見事に表現されている。いくつかの帖の中植物染めで再現した衣装を見ながら、王朝人の季節の感じ方と色彩表現の見事さを紹介しましょうと始まりました。
当時の人は手紙の紙の色にも凝ったこと、着物の色は重ね着で色々な複雑さを表し、又植物染料は正絹に光を透過することで見事に活かされるその色合いを楽しんだことがわかる。


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若菜の中に出る〝桜の織物の細長〟




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同じ〝桜の織物の細長〟も光加減で色合いが変わる。





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「今年ばかりは」で通じる。和歌からの墨染色。近親者ほど濃い色



「深草の野辺の桜し心あらば 今年ばかりは墨染めに咲け」・・古今集



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撫子の若葉の色したる。





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濃き、うすきといえば紫の事のみ。





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菖蒲がさね(表青、裏濃い紅梅色)。




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撫子がさね(表紅梅、裏青)の様な。




植物の染料はまだまだ多く有るようですが、ほんの少しだけ並びます。

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蓼藍(藍色) 紅花(紅色)
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紫紺(暗紫色) くちなし(濃い黄)
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黄はだ(黄色) 蘇芳(紫梅色)


絹の光沢に、色々な美しい色の中。色の表現も様々複雑公演の終わり頃は、会場も平安時代の雰囲気になっていました。