英語タイトルは 「Hara-kiri, The Death of Samurai」です。
釜山国際映画祭の2日目の10/7、私にとっては2011釜山映画祭の初日に、なんでまたわざわざ日本の時代劇映画を観たのかというと…
ひと言でいうと「時間があったから」
この日の午前にはどうしても観たい!というほどの映画がなく、せっかくチケットBOXに並んだので、何か買わなくちゃ…というもったいない根性とともに、①日本でももうすぐ公開されるけど、日本で観るより安い!(3Dで8000ウォン)
②海外で日本映画がどのように受け取られているのか、知りたい。
③新しく出来たセンタムシティのBUSAN CINEMA CENTERに行ってみたい
という、ただそれだけの理由です^^;;
9時半からということで、かなり焦って海雲台からセンタムシティに移動し、長~いエスカレーターを上って、入口の前で3D用のメガネを手渡され、既に暗くなった場内に案内されると…。
GV(ゲストヴィジット)ないので、空き空き!チケットは前から3番目くらいの席だったんだけど、「どこでも好きな席に適当に座ってね」と案内されて、座ったら隣がず~っと空いているのでそのままずりずりと真ん中へ移動したら、とうとうど真ん中のベストポジションに^^;;;
ちょうど、オープニングでキャスト(懐かしい時代劇映画スタイルで、縦書きの毛筆字体)が画面左から右へ流れているところでした。なんとかギリギリ間に合ったようです。
さて、映画ですが、簡単にあらすじを…
滝口康彦が1958年に発表し、62年には仲代達矢主演の「切腹」として映画化もされた時代小説「異聞浪人記」を三池崇史監督が3Dで再映画化。
江戸時代初頭、大名の御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人たちの間では、裕福な大名屋敷に押しかけて切腹を申し出ると面倒を避けたい屋敷側から金銭を与えられることを利用した「狂言切腹」が流行していた。そんなある日、名門・井伊家の門前に切腹を願い出る1人の侍・津雲半四郎が現れ、井伊家の家老・斉藤勘解由を前に驚くべき真実を語り始める。
この、役所広司演じる斉藤勘解由と、市川海老蔵の津雲半四郎との対峙が秀逸!
さすがは歌舞伎俳優!声が張るし重みがあるし、しかも凄い”目チカラ”
、それに対する役所広司も舞台出身だけあって、たたずまいだけでも迫力あります。三池監督が「この映画を観たら海老蔵に対するイメージが変わります」なんて言っていたけど、たしかに…。いろいろトラブルはあったけど、「守りたいのは家族と歌舞伎」なんて気障なこと言っても許しちゃいます!!
役所広司は、「十三人の刺客」に続く三池時代劇、「十三人…」の時は、貫禄あるけれど、急に「ダイワハウチュ!」とか言いそうな気がしてしかたなかったんですが(そんな感想は私だけだと思うけど…
)今回はさすがにそんなアホなこと考えさせる隙もありませんでした。予告編にもある「貴公、何しにまいった!」という台詞で空気が一変するシーンの緊迫感!観ている方もどんどん引き込まれます。
井伊家という名門の家に仕えるエリート侍たちと、仕えていた藩が取り潰しになり食いつぶした浪人との対比、そこで「サムライも血の通った人間でござろう」「そなたたちもいつ同じような目に合わんともかぎらん」という台詞が出てくるのですが、私には、「一流企業のサラリーマンと、倒産・リストラで路頭に迷ったホームレス」のようにも見え、時代普遍の人間ドラマのように感じました。
さて、瑛太ですが、今まで数多くの切腹シーンを観てきましたが、はっきり言って瑛太の切腹シーンが今まで観た中で一番痛い!
もうこれ以上長々と映さないで、早く殺してあげて!と言いたくなるほどツライ
予告編もうまくぼやかしているので、ネタバレはしませんが…瑛太、頑張ったやん! とほめてあげたい!!
私は結構気に入ったのですが、他の観客はどうだったのかしら?暗かったし、GVもなくさっさと出てきたので、どんな感じの観客だったかはよくわからなかったんですが、わざわざこれを選んで観に来るのは「三池監督ファン」か「時代劇好き」なんだと思いますが…。
拍手は起こらなかったです。
江戸初頭、関が原の合戦から月日は流れ、名門井伊家の家臣と偉そうにしていても、侍といえども実戦経験のない、地方官吏みたいな侍たち…
ここで出てくる悪役3人、NHKの龍馬伝でも憎たらしかった青木崇高がまたまた憎たらしい!そしておなじみの新井浩文、波岡一喜が井伊家の家臣代表!家老のお付には竹中直人でしたが、竹中直人は今回ははじけた役ではなく、それが逆に新鮮だったり…^^;;
実戦経験もないのに、プライド高く「武士の矜持」だけは持っている鼻持ちならない男達、その象徴が井伊家の家宝、「井伊の赤揃いの鎧兜」これが時々象徴的に映るんですが、私はこれを観るとどうしてもひこにゃんを思い出してしまい…、と、ちゃんとお殿様の座る場所に白猫が座っているではありませんか! 三池監督、私みたいなひこにゃんファンにもサービス?なんて思ったり…^^;;
映画関係者専用の上映は別にあったので、7日朝は一般映画ファンが観ていたんだと思うけど、海外の三池ファンが期待するはじけた三池ワールドではなかったし、チャンバラおたくが満足する話でもなかったような…。「カンヌでも絶賛!」とのコピーですが、実際どうなんだろう?
そうそう、下に英語字幕、右横に縦書きハングルの字幕があり、読む暇はなかったですが、結構ツボでした^^;;
狂言自殺は suicide bluff なんですね、(あまり役に立ちそうにないけど…)
3人の悪役侍が半四郎に襲われ、「何者?!」と叫ぶシーン、英語では「Who are you?!」なんですが、ハングルでは「누구야?(ヌグニャ)」ちょっとドラマ「マイプリンセス」の皇女を思い出しました^^;;
とにかく、日本人には、おススメです。
私は2Dで十分だとは思いますが…。なんで3D?これも疑問。








、
と乗り継いで関空へ!

、いよいよ5日間の始まり~






