こんにちは 薬剤師のマツイです。
昨日、お客様から芍薬の花をいただきました。
今朝少しだけつぼみが膨らんでいましたが、
帰宅する頃には、花が開いているのではないかと思います(^_^)
開くとこんなに華やかな花ですよ!
華やかな大輪の花といえば、よく似た花で牡丹とよく似ていますよね。
でも良く見ると葉っぱが、牡丹は葉に艶がなく先が割れてギザギザしているので
見分ける事が出来るとおもいます。
芍薬といえば、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という
美しい女性を例えた有名なことわざがありますよね。
でもですね・・・・
美しい女性にはトゲがある!事もある(笑)
キレイだけど目がきつくて、眉間にしわ、いつもイライラして
ちょっとした事でもすぐ怒るっていう方いませんか?
実は、漢方的に見ると
芍薬は、肝のトラブル
牡丹は、血の巡り
百合は、精神安定
といった働きがあるのです!
芍薬は、根っこの部分を生薬として利用するのですが、
イライラによって起こる熱感をクールダウンさせ、気うつを散らす
肝の働きを維持する(補血・柔肝)働きがあるため
肝のトラブル=ストレスによる心身不調(気滞)への対応には
欠かせない薬なのですよ!
ストレスで起こる不調の代表的な漢方薬、
四逆散・柴胡疏肝湯・加味逍遥散などには、主薬として配合されています。
また、四物湯・当帰芍薬散などには、
補血生薬(血の巡りを良くする)として配合されています。
今週末は、母の日ですね。
イライラしたお母さんには、カーネーションよりシャクヤクの花を
贈るといいかもしれません(笑)

