台風の影響で風が強くなっています。
台風の進路になっている地域の方は気をつけてくださいね。
今日は、ゆっくりしているので本が1冊読めました。
昨日、旦那さんが図書館から借りてきた物ですが、
タイトルが気になったので先に読んでしまいました。
流通ジャーナリスト金子 哲雄さんが、亡くなるまでの生活や
生き様を綴った本です。
ぽっちゃり顔で舌ったらずな語り口調でどちらかと言えば
いじられるキャラ。
テレビにもよく出ていたし、週刊誌にお得な経済記事を
書いていたので主婦には人気ガ高かったようにに思います。
彼の言葉で記憶しているのが、、
「新作の家電を今すぐ買うより、一つ前の型落ちの家電がお得!」
という家電情報や値切り方のテク。
おばちゃんである私は、ソレを信じてチャレンジしましたが、
ほぼ成功しませんでしたね(^^ゞ
まあ あれだけテレビで言っていたら
値段交渉する相手も慣れっこになっているでしょうしね(笑)
彼の病気は、「肺カロチノイド」
この病気は通常のタイプで10万人に1人。そして彼がかかった
組織型とは、大変珍しい数千万人に1人しか発病しないという
もので癌同様の疾患でした。
カロチノイドには、複数のタイプがあるのですが、
残念ながら治療法の無いタイプの一つだったそうです。
内容は、闘病生活が主ですが仕事が彼を支えていた様子が
よくわかりました。
亡くなる間際まで仕事をし、自分が去った後、親族の事・
妻の事・仕事の事・戒名からお墓の事・葬儀や会葬礼状に至るまで
全て彼流に準備をし、そして旅立って行った様子が書かれていました。
私としては、その闘病生活・生き方・考え方ももちろんですが、
「チャンスはどこに転がっているかわからない。どんな仕事にも
グットパフォーマンスを心がける」
「どんな小さな仕事でもそれは必ず「誰か」に向けられている。
その誰かが喜んでくれるならそれがたった一人でも
私はうれしい そう考えて仕事をしてきた」
という言葉に
彼の人となりを見た気がしました。
多くの人に喜んでもらえるようにと全速力で走った
41年だったにちがいありません。
