見直そう!骨の健康④ | 相談できる薬屋さん  ドラッグ頴田薬局のブログ

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対症療法に優れた西洋医学、問題の根本を治療する東洋医学とカウンセリングを活用し「ココロ」と「カラダ」のバランスのとれた幸せな健康づくりをお手伝いいたします。

骨の健康で一番先に頭に浮かぶのは

「骨粗鬆症」


現在一番の問題となっています。


骨粗鬆症は、閉経後に女性ホルモンの分泌が急激に

低下するため女性に多いのが特徴です。


普段は、自分が骨粗鬆症である事意識すらしないのですが、

こういう人が、誤って転ぶと

足の付け根・腕の付け根・背骨・手首・足首等を骨折することが

多いのです。

特に大腿骨頸部骨折の骨折は、多くの人の寝たきりの原因にも

なっています。



骨粗鬆症の治療薬は、

カルシウム剤

 不足するカルシウムの補給


活性ビタミンD3

 カルシウムの吸収を良くしたり血液中のカルシウム濃度を

 一定に保つ働きがあります。


ビタミンK

 骨にカルシウムを沈着させる働きやコラーゲンとカルシウムを

 結びつける働きがあります。


ビスフォスフォネート製剤

 骨を「壊す」働きを阻害します。病院では多く処方されています。

 しかし、この薬を長期間飲んでいる人に発症する特徴的な

 顎骨壊死症がある事が問題視されています。


女性ホルモン

 骨の「壊す」「作る」の代謝のバランスを整える働きをしますが

 乳がんの発生率を高めるという理由からあまり使われていません。


カルシトニン製剤

 骨を「壊す」働きを阻害すると伴に鎮痛効果があります。

  

 

イプリフラボン

 骨を「壊す」働きを阻害します。


このように沢山のお薬が、骨粗鬆症治療のために使われています。

でも残念ながら、一旦減ってしまった高齢者の骨量は、お薬で治療しても

維持するのが精一杯のようです。


日本は、世界の中でも長寿国になりました。日本女性は、一番の

長生きです。同じ長生きをするなら


行きたいところに行き

やりたいことをやれる


元気で健やかに楽しい生活を送りたいものですよね!