皆様、こんにちは。

ふみもとクリニックの院長 文元です。

 

今回は、旧聞ですが「今シーズンのインフルエンザワクチンの不足」についてです。

 

皆様は今シーズンのワクチン不足をテレビなどの報道で耳にしたことはありますか?

 

今シーズンはホントにワクチンが足りないのです。

 

どれくらい足りないのかというと、昨シーズン ワクチンを接種した本数より今シーズンの生産予定本数のほうが少ないのです。

 

簡単に言うと、去年ワクチンを接種した人数分のワクチンも作られない!!のです。

 

下の表は厚生労働省が2017年9月15日付けで発表した「季節性インフルエンザワクチンの供給について」から抜粋した表です。

 

リンクを張りますので詳しく読みたいか方は↓をクリックしてください。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000177816.pdf

 

 

 

 

上の表の最後の2年分を見ると

 

 

平成28年度の使用量 2642万本

平成29年度の製造量 2528万本

となり、使用量と製造予定量の差がマイナス114万本となります。(一昨年の使用量との差でも37万本足りない)

 

ワクチンの1回接種量は0.5ml、つまり1本で2人接種できるので、もし今シーズン、昨年度と同じ人数の方がワクチン接種を希望されると約220万人の方の接種をお断りしなくてはならないこととなります。(13歳未満のお子さんは2回接種が基本ですし3歳未満のお子さんは1回につき0.25ml接種なのでこの辺の人数計算はとてもアバウトですが・・・)

 

今シーズンのインフルエンザワクチンの接種を希望される方はお早目に最寄りの医療機関で相談されることをお勧めします。