好きな相手を思うあまり、大体言葉足らずなヒロインが誰にも相談もせず自分で勝手に決めた結果、ドツボにはまる(笑)というのが定番の流れですが...


「そんなことで簡単に恋に落ちるかー」とか
「このタイミングで再会するなんて、偶然にしても出来すぎているだろー」とか
「主人公に都合よく進みすぎじゃないかー」とか
細かいツッコミはなしで『よろめいて』ほしいのです、古典的なロマンス映画では。

四作品をご紹介します。



「スミシーラブラブラブ



これだけでわかる人はわかりますよね。

「心の旅路」

ラストシーンに全てもってかれますね。ヒロインと一緒に泣きながら叫びましょう...「スミシー」と。




「慕情」

これもラストシーンがね、丘を駆け上がるところはぐっと涙を誘いますね。音楽も良いし。

ジェニファー・ジョーンズは「黄昏」の役柄は合っていないですが、「慕情」でのチャイナドレスは素敵。




「黄昏」(1952)
ラストで落ちぶれた主人公が、お湯を沸かすために点けられていたガスを消して、付けて(不完全燃焼)、消すシーンがあります。
私の見解ですが、落ちぶれた自分との再会を喜んでくれた愛する女性の前でガス自殺をすれば、再会した分さらに悲しませるのではないかと考えて自ら去ったのではないかと思います。

愛する人のもとで逝きたいという最後の願いを捨てて。
よく言わている生きる希望を見出だして去ったとは思えない物悲しさでした。

ローレンス・オリヴィエは名優です。



「哀愁」
ビリケンさんが出てきます。