レース後の話なのだが
そのうちのお一方が「京都大賞典はあまりに堅くなりそうだから、一発狙ってみた」とおっしゃっていたので、なにから買ったのか聞いたところ。
「それはあまりに恥ずかしくて自慢できるようなものじゃないから、言えない」と。
そう言われると何を狙っていたのか逆に気になって仕方なかったりします。
毎日王冠も京都大賞典も春に結果を出していた馬がここでも走った!という感じでした。
両レースで印を打った馬と馬券に絡んだ馬を中心に感想を。
毎日王冠 G2 東京 芝1800
1着…⑬エイシンヒカリ 武豊
2着▲④ディサイファ 四位洋
3着△⑥イスラボニータ 蛯名正
7着◎⑪ステファノス 戸崎圭
9着○⑤ヴァンセンヌ 横山典
10着△⑫スピルバーグ 北村宏
エイシンヒカリがメンバー強化と大外枠の不安を払拭する逃げ切り。
うまくスタートすると特に競われることもなくハナを切り、前半1000m通過が59.9とうまくペースを落とした。
自分のペースに持っていくと強いというのと、ベテランは逃げるのがうまいなと感じた。
良馬場発表ではあったが、レース2時間前の7Rまではやや重だったので完全に馬場状態が回復しなかったことも味方になったかもしれない。
メンバー中唯一使われた強みを持つ▲ディサイファが2着。
昨年以上に今年は成長しているのをレースをするたびに見れるのは楽しいものである。
エプソムCでも同じ馬に負けてしまっているが、後方からだった前回と異なり前目につける競馬ができたのは良かったと思う。
次はどちらも天皇賞秋となるがこれまでの2戦はディサイファのほうが斤量が1キロ重かったことを忘れないようにしたい。
△イスラボニータは「早熟馬ではないか」という声を吹っ飛ばす3着。
脚部不安で他馬より休養が長かったが良く走ってくれた。
そしてなにより結果を出している左回りと距離があったのだと思う。
1F延長もこの馬にはまだ守備範囲ではないだろうか。
◎ステファノスは7着と残念な結果。
それでも上がり3Fは33.2でメンバー2位を使えた点は悪くない。
もっともスローペースで位置取りが後ろすぎたのが敗因なので、力量的に負けたわけではないと思われる。
むしろ、これで人気が落ちるようなら今後に今日の負け分は返してもらうことにする。
3人気の○ヴァンセンヌは9着。
いつもなら中団から後方で競馬をする馬が前から3番手でレースを進めた。
前目についていた分もあって最後は伸びずに失速してしまった。
福島阪神京都と芝1800で勝ちがあるが、それは条件戦でのもの。
このクラスでかつ府中の芝1800というのはこの馬には楽では無かったようでもある。
適距離に戻って巻き返しに期待。
△スピルバーグは直線伸びるも前には全く届かず10着と惨敗。
レース振りとしてはスタートから道中にかけて不満と不安が残る結果に感じた。
スタートは五分も出遅れたアンビシャスを除いた馬たちに置いていかれる形。
そのあとも後方のまま位置取りを上げること出来ずに直線で終いだけの競馬となった。
休み明けでも遠征帰りだし、使われて良くなるタイプならここは叩き台だし……ということであれば巻き返しもあるかもしれない。
ただ、その英国遠征の疲れや結果を引きずっているとなると立て直しは楽ではなさそう。
2人気で唯一の3歳馬アンビシャスは6着。
相変わらずのデムーロさん出遅れが大きく響いた。
さすがにこのペースで出遅れて後方からではズドンとはいかない。
上がりは良い脚を使っているけれど、この馬の力を最大限出すのはラジオNIKKEI賞のような走り方ではないかと思う。
加えて自分は無印にしたが、毎日王冠直前になってこの馬が強いのかどうかに疑問符がついた。
前走と前々走の相手から、ここではメンバー的に厳しいのではないかと。
共同通信杯でも同世代の強い相手とやってはいるが、国内の一線級相手は今回が初めてだった。
相手次第では太刀打ちできるかもしれないけれど、現状はちょっと怪しいかなという考えが深まる結果だった。
4着ダノンシャークは府中が元々得意なのでその利もあったか。
でも、このメンバーで適距離よりも長いところでの結果は大したもの。
次はマイルCSだが、今回の反動がなければいいと思うのと右回りで京都に替わるのがどうかという点が気になる。

京都大賞典 G2 京都 芝2400
1着△①ラブリーデイ 川田将
2着△⑩サウンズオブアース 浜中俊
3着▲⑦カレンミロティック 蛯名正
4着◎⑧ラキシス 武豊
6着○②ワンアンドオンリー ルメール
お前はどこまで強くなるんだ!という感じに△ラブリーデイが完勝。
メンバー唯一58キロ背負っていながら上がり3F32.3で最速。
全体的にゆったりとした流れからのラスト瞬発力勝負には滅法強いというのを改めて感じた。
最内枠だったことでロスのないコースで立ち回れたのももちろん良かった。
休み明けも距離延長もなんのその、G1でももちろん人気になるが好勝負必至ではないか。
甘く見ていてすみませんでした!
2着は京都の高速馬場が得意な△サウンズオブアース。
外目を走っていたけれど、位置取りとかは良かったのではないかと思う。
最後は1馬身以上差がつけられたが、残り2Fあたりでグンっと伸びてきたときは一瞬勝ってしまうのではないかと思うほどだった。
まだ勝ち馬には力の差があるかもしれないが、長期休養明けでこれなら上出来。
高速馬場でなら充分脅かす存在だと思う。
▲カレンミロティックは相変わらず勝てないが堅実な結果を出す3着。
宝塚記念は後ろからの競馬でどうしようもなかったが、うまく先行できれば粘ってくれる。
2000よりはこれくらいか長いほうが良さそうな印象も受けたので、ジャパンCと有馬記念に出走希望。
能力的には重賞1勝は物足りない馬だと思うので、相手次第や条件次第ではまだやれそう。
◎ラキシスは4着。
いつもどおり先行する形ではなく、ポジションが後ろからだったのが良くなかったのは否めない。
武騎手が内を通りたかったので、結果的にポジションが後ろになったのか意図的になのかは分からない。
馬体重-16キロと大幅減ではあるが、これはむしろ絞れてよかったと思うので問題はない。
ちなみに今回は460キロで昨年のエリザベス女王杯が458キロ、産経大阪杯のときは468キロで宝塚記念が最高体重の478キロ。
まあ、牡馬相手だったし照準はこの先だから悲観するような結果ではないと思う。
○ワンアンドオンリーはダービー馬としての威厳を取り戻して欲しい6着。
ラブリーデイに負けるのは仕方ないにせよ、同世代のサウンズオブアースに2馬身以上差がつけられたのは残念。
皐月賞馬イスラボニータが毎日王冠で好走したから、こちらもと思ったが甘くは無かった。
高速馬場よりは時計のかかる馬場、瞬発力勝負よりも長く良い脚を使うロングスパート戦のほうが合う。
そういう意味じゃルメール騎手に替わるよりもデムーロ騎手のままのほうが手があいそうに感じた。
もっとも出遅れるのは勘弁だけれども。
もしくはダービーのときみたいにもう少し前で競馬をしてみてほしい。
日経新春杯を最後に引退する予定だったフーラブライドが5着と好走。
意外とまだやれるんだなと正直、この結果には驚いた。
京都が得意という面はある分、エリザベス女王杯もアッサリ無視とまではいかなそう。
ただ年齢的にも厳しいことは違いないか。
京都大賞典はオッズとあれこれ相談しているうちに買いそびれてしまった。
今回のように買い方次第ではどう買ってもガミってしまうようなときに
どう買うかを今後も練らなければならないなと痛感した。
余談の雑文
エイシンヒカリがぶっ飛ばして毎日王冠を勝たなくて良かったと思った。
この馬の逃げ方はサイレンススズカじゃないと確信できたから。
「エイシンヒカリが毎日王冠を勝つのは怖い」みたいなことを言ったが
今年の天皇賞秋が11月1日開催だからだ。
カンパニーが勝った09年も11月1日だったが、それ以上に98年が思い浮かばれる。
毎日王冠を大逃げで有力馬をぶっちぎったサイレンススズカのラストランだ。
これで本番のエイシンヒカリが1枠1番になったりしたら、正直どうしようか悩む。
むしろ、無事にレースを終えてくれとすら思うだろう。
不思議なもので、競馬は廻り合わせなどのドラマが多々存在している。
だからこそ、好きなのであるが。