桐島、部活やめるってよ
[ストーリー]
男子バレーボール部のキャプテンで校内の人気者<桐島>が部活をやめたというニュースが校内に飛び交う。それにより同級生たちの日常は僅かながら変化していき・・・。
自分は原作知らないし
冒頭に記したストーリー程度しか
知らないでこの映画を視聴した
あとは日本アカデミー賞3部門受賞ことか
まだ見ていない方のため
ネタバレはしないように感想述べていこうと思う
まず、映画が始まって
心を掴まれたのは
同じ時間軸を主要人物ごとに主観を変えながら
反復していく映画のスタイル
この手法によって
それぞれの立場の
それぞれの見方が実によく伝わってくる
で、その主要人物・主要グループは
複数あるわけだが
話が進むほどに
その彼らのポジションだとか
個性だとか
思考だとか
だんだんと見えてくるのだ
そこを踏まえて
この作品をこれから見る方は
「コイツ、アイツのこと好きなんじゃない?」
とか
「ホントはこう思っているよね」
みたいな
高校生らしいドロドロさやサワヤカさを見ていただくのも
また面白いと思う
悪役のようにみえても
必ずしも悪役ではないのだ(わかりづらい言い方だが)
さて、話は若干変わるが
この作品は役者さんも素晴らしい
神木隆之介はもはや言うこと無しな位置付けであるが
橋本愛も告白のときよりも遥かに存在感が増している
いや、言いたいのはこういうことではなく
他の役者さんもなにが素晴らしいって
言葉(台詞)に収まらない想いが
演技に出ているということである
視線だとか間とか
わかりやすく言うと
あの瞬間で目が合ったらちょっと気にしちゃいますよ!
みたいなシーンがあったりするわけですよ
一言も「好き」なんて言っていなくても
きっと、好きなんだろうなって
感じる部分があるわけですよ
そういうところに味を感じたのだ
加えてキャラクターの確立さも良い
悪役がどうとか先述したが
どのキャラも正直
自分の学生時代にいたような
リアルさがあるのだ
それでいて
それぞれに人間らしさが
滲み出ていて
その辺の学園モノなんかとは違うなと感じた
まとめると
この作品をみていると
27歳の自分は10年前に戻って
まるで作品の中にいるかのような気分になる
それが心地よいのかどうかは別として
あの頃なら笑っていたかもしれないことが
今になってみると
ぶん殴りたいと思ったり
改めて痛感したり
映画を見終えた頃には
なんとなくスッと
悪い気分ではなくなっている作品だ
ジャンル:等身大高校生観察ドキュメンタリー
青春時代に何かに没頭していればと後悔する度 ★★★★☆