自分をアートで労わる:デコパージュ | 流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産の悲しみを アートで解きほぐす

流産経験のある公認心理師、アートワーク・セラピストの名田文子です。
流産の経験は、理解してもらいにくいものです。
今も心の傷が痛むのに、誰にも話せない。
そんなあなたに寄り添いたいと思います。

こんにちは。

アートワーク・セラピストの なだふみこ です。

流産、死産、新生児死などで赤ちゃんを亡くされた方の

サポートをさせて頂いています。

 

 

今回は、お勧めのアートワークをご紹介します。

 

いくつかの施設で、

アートセラピーのプログラムを提供しているのですけど、

今月実施した「デコパージュ」が、

なかなか好評でした。

 

 

これは、私の作った試作品。

 

石鹸に、ペーパーナプキンの切り抜きを貼ったものです。

 

ちょっとシワになってしまっているのは、

まあ、ご愛敬ということで・・・。

 

 

魚はフルーツなんて食べたことないだろうから

食べさせてあげようかな~♪

なんて感じで作ってみました。

 

 

最後にラメを乗せたら、

それがなかなかいい感じになった気がします。

 

 

小さいものだし、

すぐに作り終えて時間が余ってしまうかなあ・・・

と思いながらのプログラム実施だったのですけど

 

 

皆さん、夢中になって、

時間いっぱいいっぱい、制作されていました。

 

 

デコパージュを、アート・セラピーとして行うことは、

アート・セラピスト、栗本美百合さんの著書

「学校でできるアート・アズ・セラピー

心をはぐくむ『ものづくり』」

に紹介されていて、

 

いつかやってみたいと思っていたのですけど

 

 

予想以上に、

これは、よかったです。

 

 

デコパージュ制作は、

自分自身を優しく労わるような

そんな体験となります。

 

 

ペーパーナプキンの絵柄は

どれも、くつろぎの時間のためにデザインされたもの。

だから

そこから好みの絵柄を探して使うことは

自然と、心地よいものとなります。

 

 

また、作業としては、

切ることも、

切る前にペーパーの層を剥がすことも

貼ることも

優しく取り組まないといけないんですよね。

 

作品を優しく扱うことは

自分自身に優しく接することと同じことなんです。

 

 

さらに

これは作り上げたあと、石鹸として使うことができますから、

手洗いのたびに

石鹸を優しく手で撫でることもまた

自分を労わることになります。

 

 

赤ちゃんとお別れして、傷ついた心にも

優しく、慰めを与えてくれる経験になるのではないでしょうか。

 

 

 

 

デコパージュの作り方自体は、

ここでは紹介しませんが

ネットでたくさん見ることができますし

材料も百均などで大半が手に入りますので

ぜひ、やってみてください。

おすすめです。