こんにちはニコニコ

新年度になり2週間が過ぎましたね。

新しい風が入って、

部署内の雰囲気が変わりつつあるなぁと

肌で感じる今日この頃です。

ちょっとお疲れ気味のfumiではありますが

学びは休みたくないですよね〜爆笑

ゴロゴロしながらでも読書はできる訳で(笑)

パジャマでゴロゴロしながら

学んでいるつもりでいます爆笑



さて、今日はグラッサー博士の『テイクチャージ』

第8章 創造的過程としての心身症 から。

この章は、さすがに精神科医だった博士だから

描ききれる事だなぁと。

狂気が精神的創造性から生じるように、
ほとんどの慢性病は、
身体的創造性から生じるようだ。

初っ端からのこの文章で、

看護師の私は『ん?』となりました💦

が!読み進めるうちに『なるほどなぁ〜』となる。

心身症には特効のある医学的治療がない。
心身症患者に対してなされる最良の助言は、
人生で制御を失っていりものがあれば、
効果的な制御を取り戻しなさい、ということだ。

と、ここで本当に制御を取り戻したら

心身症は良くなるのか??という疑問が出るのだけど

その後から、ちゃんと

わたしがこの章で述べることは論争になると思うので
これらの病気がどのように発症するかを明確な
選択理論的説明で裏付けたいと思う。

として、しっかり医学的側面と選択理論的解釈で

説明されています。

ちょっと偉そうで『何様だよ!』と思われるかも

しれませんが…看護師歴20年overで、

それなりに勉強してきた私も

心身症と挙げられている各病気の発生機序や

その経過や治療に対しての見解には

全く違和感は無く…

正に!!と納得のいく章です。


そしてそして

何よりも学びが深かったのは

近代的病院で患者のために
(しかしじつのところ多くは患者に対して)
なされているすべては、
患者から制御を取り去り、
手の届かぬところに置いてある。
ある時点で多くの患者はあきらめはじめる。
なぜなら、できるわずかなことをしても、
彼らの望む制御を少ししか取り戻せないので、
戦い続けることに価値がないと思ってしまうからだ。
中略
あらゆるよい医学的治療の基礎は、
病人が自分たちの障害が許す範囲内で、
できるだけ制御を取り戻し、維持できるよう
支援することだろう。

歩けるのに歩くのダメ。
食べたいのに飲食ダメ。
起き上がりたいのに起きるのもダメ。

そんな『医師の指示』を守って、

看護をしてるつもりになって無いか??

私たち看護師のできる事は何だろう?

患者さんの1番近くに居て、患者さんの代弁者として

そして医学的知識もしっかり持ち合わせたうえの

プロとして、できる事はもう1歩先にあるはず。


本当に歩けない状態にあるのか。

どうしたら歩ける状態になるのか。

食べられないのは何故か?いつの評価か。

起き上がれない理由は何か。

頭部を挙上する事でどんな病態変化が予想されるのか。

病人が自分たちの障害が許す範囲内で、
できるだけ制御を取り戻し、維持できるよう
支援することだろう。

しっかり心に刻んで、明日からまた頑張ろう。