東京都議会議員 板橋区選出 の 木下ふみこ です。
当初5月6日までの予定だった緊急事態宣言が31日まで延期となりました。
感染者数ゼロが続く17県では段階的な解除が始まったとのニュースを見て、心から羨ましいなあ。と感じているのは私だけではないはずです。
本日7日 18:30発表の最新の東京都の患者数は23名。東京都医師会の尾崎会長が提唱する 医療崩壊を防ぐための目安、新規感染者数50名以下を昨日に続き達成。確実に「自粛」の成果が出てきているとも感じています。
しかしながら、緊急事態宣言を解除し、外出抑制が解かれると、あっという間に感染者数が増加し、元の木阿弥になってしまってはいけません。
そのためにも、感染を抑えつつ、経済を動かして、経済で死ぬ事態を防ぐために、どのような指標と段階を持って、緊急事態宣言から抜け出していくのか?を考えなければなりません。
🔳東京都の出口戦略は5/15目処に発表か?
小池都知事は、5/5の会見で、出口戦略を検討する専門チームを設置稼働させ、早急に都としての出口戦略を示していきたい。と述べています。
東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議の委員でもある大曲貴雄医師(国立国際医療研究センター・国際感染症センター長)によると、感染拡大を収めていくために参考になる指標は、 Rノート=実効再生産数=ひとりの陽性患者が何人に感染させているか?(1より小さければ、感染は収まると考えられる) とのことです。
*3/26 TBS NEWS23に生出演する小池都知事と大曲医師
(出典:水島宏明氏記事)
私もメンバーである、都民ファーストの会のコロナウイルス感染症対策PT内に「出口戦略検討チーム」や「経済対策チーム」を設置し、都知事に提案をしていくべく議論を重ねています。
*3蜜対策をしながら実施するコロナ対策PT会議の様子(5/7)
🔳大阪モデルは3つの指標を活用
一方、大阪府の吉村知事は、いち早く5/5に独自の出口戦略を決定。注目を浴びています。
1 新たに感染した人のうち感染経路不明者の人数が10人未満
2 PCR検査で陽性になった人の割合が7%未満
3 重症患者用の病床使用率が60%未満。
1と2は1週間の平均で判断する。
3項目の数値を1週間連続でクリアすることが解除の条件
早ければ、5/15の解除を目指す。とのことです。
*出典:毎日新聞5月5日記事
🔳海外で参照すべきはどこの何か?
世界に目を向けると、先に感染のピークを脱し、経済活動を始めている国々があります。
例えば、
○スペインの出口戦略
○ニュージーランドの出口戦略
出典:鈴木くにかず 都議会議員(都民ファーストの会・武蔵野市選出)TWITTER
東京はおそらく全国で最後に自粛解除になるのではないいかと予想されます。
「新しい生活様式」が 全国で先に進められていく流れを注視し、都の出口戦略に活かせるものは活かしていきたいと思っています。