興味深いブログネタがあったので投稿します。
「はしか」(麻疹)ですか~。幸い、私は罹ったことがありませんが、高熱と発疹が出てものすごく辛いと聞いたことがあります。
現在の医療技術では「予防」できて、「治る」病気になりましたが、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症するなど、恐ろしい病気であることには変わりありません。死亡率も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
また、10万人に1人という割合で、「亜急性硬化性全脳炎」(SSPE)という重篤な合併症を引き起こすことがあります。麻疹のウイルスが脳に達することにより起こる難病です。
麻疹は予防接種で防げる病気です。思えば、私が大学に入学する前に「麻疹の抗体があるか」という質問票を書いた覚えがあります。私は大学で保育・教育を専攻しており、保育実習・教育実習で子どもや利用者がいる現場に出るためです。自分が罹らないだけでなく、人にうつさないためにも大切なことですね。
母に母子手帳を見て確認してもらい、1歳頃に麻疹のワクチンを接種していましたことが分かったので、その旨を書きました。また、時系列が前後しますが、高校3年生のときにも麻疹のワクチンを接種しています。
「なぜ高校3年生になって接種?」と思いましたが、赤ちゃんの頃にワクチンを打ったきりだと、次第に抗体がなくなっていくからなのですね。合併症である脳炎のことなどを知ったのもその頃だった気がします。
そういえば大学の「子どもの健康」(小児保健)の講義の期末試験で、詳細な内容までは忘れましたが、「子どもの予防接種に対するあなたの考えを書きなさい」みたいな問題が出たことがあります。その問いに対し私は、「重篤な合併症が起きるかもしれないから予防接種は受けるように勧める」と書いた覚えがあります。
先述したとおり、医療技術の発展により「治る」病気になっても、罹ると重症化して後遺症が残ったり、命を落としたりしてしまう可能性のある病気は沢山あります。麻疹もそのひとつで、「亜急性硬化性全脳炎」を発症したことにより重度の障害を負い、ご本人だけでなくご家族の人生も大きく変わってしまった…というケースもあるのです。
(NHK首都圏ナビに記事があるのでリンクを貼っておきます)
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20230519a.html