鉄道博物館の帰りに、上野駅13番線ホームに立ち寄った。
前回訪れたのは去年(2015年)の12月。北海道・東北方面へ向かう夜行列車がなくなってから、どんな感じになったのか気になっていた。


「特急」のあとに続く文字がテープで隠されている。改めて、もう上野発の夜行列車はなくなってしまったのだと実感。




乗車位置を示すプレートも、夜行列車のものはもうない。


昨年12月に訪れたときは、まだ「カシオペア」の乗車位置案内のプレートが残っていた。


そして、五ツ星広場。カシオペアカラーの装飾は残っていたが、夜行列車に乗る人の姿はない。何だか寂しげな感じだった。







石川啄木の「ふるさとの 訛なつかし…」の歌碑がある。かつては東北から上京してきた人で賑わった13番線ホームだが、今は新幹線ホームや高速バスのバスターミナルにその役割を譲ったとも言える。

今後、上野駅13番線ホームはクルージングトレイン「四季島」の専用ホームになると言われているが、かつての夜行列車も忘れないで欲しい…そう思った。