では8/23(土)、盛岡旅行2日目へと移ります。


午前7時に目が覚めたものの、二度寝してたため結局起きたのは8時くらいに(^_^;)
ホテル1階のレストランに行き朝食バイキング。バイキング形式だといつも洋風になる私です\(^o^)/

盛岡旅行2日目のメインは盛岡市玉山区(旧:岩手郡玉山村)にある「石川啄木記念館」に行くこと。10:00に盛岡駅から電車に乗り、渋民駅で降りました。






盛岡~渋民まで、5駅で510円!

今回降りた渋民駅は「IGRいわて銀河鉄道」という第三セクターの私鉄路線です。2002年、東北新幹線の八戸延伸に伴い、盛岡~目時間は東北本線から経営分離されました。地元の人の通勤・通学の足として使われています。

渋民駅の待合室にはIGRの割引切符の案内や地元の広報紙が貼られていました。待合室にはストーブが置かれ、漫画本も置かれていました。電車を待つお客さんへの配慮ですね(*^^*)

また、地元の人の鉄道利用促進のため、様々な取り組みが行われていることも知りました。中でも特徴的だったのが「IGR地域医療ライン」です。

「IGR地域医療ライン」とは、岩手県北部在住の利用者が盛岡市内の病院に通院しやすいよう、様々なサービスを提供しています。
例えば特定の列車にアテンダントが乗車して通院客のサポートを行ったり、駅前駐車場が無料になったり。さらに2両ある車両のうちのひとつが全席、通院客の優先席になるといったサービスもあります。

地方の小さな医院・診療所では高度医療への対応が難しく、盛岡市内の病院へ通う患者さんが多いのだとか。しかし岩手県は本州一広い県であり、場所によっては片道だけでも数時間かかることがありますよね。
しかし、持病を抱える患者さんやお年寄りが長時間クルマを運転するのは大変なことです。また、その日の道路状況や天候にも左右されます。

そんなときに役に立つのが「鉄道」だと思います。時間が正確だし、誰もが気軽に乗ることができます。

少子高齢化やクルマ社会が進む地方では鉄道を利用する人が少なくなり、赤字が積み重なって廃線になってしまう鉄道会社が少なくありません。現存する地方のローカル鉄道の多くは厳しい経営状況にあります。

鉄道業は慈善事業ではないため、利益がないとやっていけません。それは鉄道業以外でも言えることですが。

しかし私は、地方のローカル線を可能な限り残して欲しいと思います。学生や高齢者、持病のある人、妊婦さんなど、クルマを運転できない人が存在するからです。少子高齢化や過疎化により「交通弱者」と呼ばれる人はさらに増えるでしょう。交通弱者と呼ばれる人にとって、鉄道はまさにライフラインそのもの。鉄道がなくなると、その地方での生活が難しくなってしまいます。

…と、鉄道ウンチクが長くなってしまいました(^_^;) すみませんm(__)m
でも、こういった地方ローカル線ならではの取り組みを知ることも旅の楽しみですね♪乗り鉄にとっては尚更のことで\(^o^)/

では、渋民駅から石川啄木記念館までは徒歩30分!その道中は次回の日記へ続きます(笑)


~その2へ続く~