<ふたついち> ちょっと、あんた。なにをもたもたしてんのや。はよう始末せんかいなぁ、この子らは ほんまに客が逃げてしまうやないか。 昭和5年10月 ここは新町通りの芸者置屋である。 なれない仕事やけどあきらめて、ここまでなったんやないですか。おねえさん方にはまだまだ物足りない様子です。今夜は座敷の後の三味線をとりに回る仕事があります。ねえさん方は三味線は持って帰りません。全部見習の(ふたついち)の仕事です。 それでも粋な客がおりまして、飴を握らせてくれた事がありまして・・・・ あした、映画にいこか、どうや?飴ひとつですか。花代もつけるやんか。着物でも買うか?着物はどんなものになるんですやろ。今やったら結城ですかいなぁ はんぺん屋の旦那さんやで結城は大丈夫です。高枕でうつらうつらしたようで、たんすの中の結城が、私がおりますやろと呼んでいるのが聴こえたような気がしました。 そやけどあの結城は着丈が短くて直したもやで、外に着て行くにはどうですやろ?それにおねえさんが着たやつです。色合いは気に入っておりますけど、まぁ贅沢いうたらいかんけど、旦那さんが買ってくれるそうやで楽しみです。ほなもう一眠り・・・・・・・・ 


  なんて……噺を一席。(自作)


今朝は定期的に行っている眼科検診。

特になにが?てなことはございませんでした.、次回の予約日を決められました。

 6月5日 落語の日じゃないかい

  それに、文文雅雅さんが

お生まれになった日やないか。


メジロが木瓜の花を食べにきました。✌