こんにちは、アルジェリアで悲しい事件がありましたね。
私もまず、犠牲となられた方々のご冥福をお祈りします。

今日はこの事件の歴史的背景にある、近年の世界情勢について書こうと思います。



まず、第二次世界大戦の終わりからずっと、
世界のあちこちに無数の対立の種が撒かれてきた経緯があります。

冷戦の東西陣営が、お互いの勢力を広げようとあらゆる地域に介入し、
宗教、民族・人種、主義、歴史的背景、資源・経済…
世界中の各地域で無数の火種を掘り起こし、支援してきました。

近年アメリカと敵対している勢力も、
昔支持していたのはアメリカであり、武器供与と軍事指導を行い
ソ連などに対抗させていたのは有名な話です。

そして衝突の後押しを行う支援勢力は、
常に世界に公然と存在しているのが実状です。

冷戦という巨大な対立構図が消えてから後、それらの火種は各国により抑えられていましたが、
抑える側の力の低下により、近年全てが噴き出してきているように思います。

(詳しく知りたい方はサイドバーのブックマークの中「fumiの本棚」にある、"ドキュメント戦後世界史"を読んでみてください。古本しかありませんが、世界各地の人の心の変化まで小説調で書かれている、心に染み込んでくる素晴らしい本です。)


テロの問題も・戦争の問題も・貧困の問題も、
歴史上ずっと勝者と敗者が入れ替わりながら巡り続け成長してきた、壮大な負のサイクルです。

全ての争いの種は、
収奪・支配被支配の精神とそれを容認し維持する社会であり、
それらは全て個人の自他の分離意識と、そこから来る無関心が根で支えています。

私達はお互いの中にある争いの種と、
争いを維持する構造を自分達の中から取り除かない限り、
この負のサイクルが終わることはありません。


まず問題の根である分離意識を越えた、
全体としての明確なアイデンティティ(和)を社会の一人一人が築かなければ、
構造だけ変えても問題は終わりません。

そして気付いた者から、自分から分離を越え、次へと。
より多くの変化を実現して行くことが、社会の変化の為に今必要であるはずです。

和を望む勢力が成長し協力し、
社会に影響を与えることが出来るようになって始めて、
社会の構造を変えて行けます。


私は今の時代日本人として生きていくとは、
そんな真の和を日本に築き、世界にも築いていくことであると思います。
それが長い歴史の中、和の精神を研鑽してきた日本の役割ではないでしょうか。

それはもちろん日本が残っていく為にも、
種として人類が存続する為にも、必要な変化です。

今回の事件は辛く悲しい出来事ですが、
同じような悲劇を生まない為にも自分達の道を切り替える機会にし進んで行く事が、
今を生きる私達に出来ることであると思います。。

今も、地球上で和していないのは人間だけです。




ここまで読んで頂き、有難うございました。

宜しければ下のアメーバでもfacebookでも構いませんので、
感想をコメント下されば今後の参考とさせて頂きます。

明日はまた、和に関わる発表があります。
それではまた。

fumi