《心の問題》

思い返してみれば、私の問題は肌だけではありませんでした。

アトピーの肌を隠す為にステロイドを塗っていたように、
私は自分の心にも蓋をし続けていました。

両親からの愛情を超えた過剰な干渉。
兄との不仲。
私は家族の事があまり好きではありませんでした。
高校生の頃は何をやっても全く続かず、
中途半端なダメ人間だと思っていました。

生きることに喜びを感じることができず、
心がモヤモヤしてどうしようもなく、
母の腕の中で号泣しながら叫び続けることもありました。

自分が大嫌いなのに、人から愛されたくてたまらない。
家でも、学校でも自分の心の居場所が見つからず、
自分を必要とし、愛してくれる人をいつも求め、
満たされない思いでいっぱいでした。

彼氏が出来ても、嫌われるのが怖くて
いつも出来る完璧な彼女を演じてしまい、
好きになってと求めてばかり。

お互い疲れて、さようなら。

自分と向き合うことからいつも逃げ続け、
自分という人間がこの世で1番分からないものになっていました。


本当の自分を見つめるのが怖くて、1人になるのが嫌。
スケジュール帳は常に埋まっていないと不安でした。

今思うと、そんな自分に疲れはてた頃に
必ずアトピーになっていたような気がします。
そしていつもアトピーを理由に仕事をやめてしまう。

私にとってアトピーはいつも心と身体からのSOSのサインでした。

そのことにやっと気づけた私は
『もう自分のことから逃げたくない。変わるなら今しかない。』
そう心に決めることができました。





《脱ステロイドに挑戦》

ステロイドを処方されることから、病院に行くのが怖くなっていた私は、
『病院や薬には頼らずに、自然治癒力でアトピーを完治させる!!!』
そう意気込んでいました。

しかしアトピーについてのたくさんの情報に、
何が正しいのかわからなくなり、試行錯誤の連続。

炎症がひどくなり、猛烈なかゆみに襲われ、
寝ることにさえ集中できない日々が続きました。

寝ている間にできた傷を見たくなくて、
鏡を見るのがとても怖かった。

ステロイド無しでボロボロになっていく自分を見られるのが嫌で、
人に会うのが怖くなり、出かける前はよく泣いていました。

ストレスから友達や家族にも冷たく当たってしまい、
『こんなの本当の自分じゃない。みんなゴメン・・・』

落ち込み、自分の治療方法に自信がなくなり、
何度もステロイドに手を伸ばしかけました。

『ステロイドさえあれば肌がキレイになって、みんなにも優しくできる』
『本当に今のやり方で完治するの?一生続いたらどうしよう・・・』

何度もあきらめようと思いました。

そんな時、ふと思い出したのが兄でした。
兄は幼い頃から私なんか比にならないぐらい重症のアトピー患者でした。

そんな兄は今ではツルツル肌と健康体で、
ステロイド・保湿・漢方薬とは一切無縁の生活を
楽しく過ごしているのです。

そんな兄にアトピー治療のアドバイスを受け、
本でもたくさん調べ、試行錯誤の連続の中、
自分なりにアトピーを治すある法則があることに気づきました。

その法則を知ってから、私のアトピー治療はすいすい進んで行き、
今ではツルツルお肌と健康体が私の自慢になりました。

あなたにもぜひご紹介させてください。




《アトピーの原因を知る》

あなたはアトピーになる原因をご存知でしょうか?

じつは西洋医学では、アトピーの原因がハッキリと分かっていないため、
治療する側も、患者側も漠然とした不安を抱えている
のが現状です。

原因を知っているのと知らないのとでは、
アトピー治療のスピードや質がかなり変わってくると思います。

じつはアトピーは
“体の毒素の排泄不良”が原因なのです。
漢字ばかりで、あまりピンと来ないかもしれませんね。

体に入ってくる毒素というのは、
添加物のたくさん詰まった食事・ストレス・
日用品(化粧水や洗剤類)の化学物質・大気汚染など・・・

1日の生活の中でも様々な場面で体内に入り込み、
体にどんどん溜め込まれていきます。

本来なら体に溜まった毒素は
汗・尿・便・女性なら生理などで、体から排泄されていくはずです。

しかし現代では、ストレス・偏食・食品添加物・公害などの影響により
内臓の機能が低下して上手く排泄できなくなっているのです。

そうなってしまっては毒素の出て行く場所がなくなります。

そうして、最終手段として体の中の汚れたいらないものを
皮膚から排出し始めたのがアトピーの正体です。

要するにアトピーは“排泄の一つ”ということです。

アトピーやニキビなど、皮膚トラブルの原因はすべて毒素の排泄です。

甘いものは好きですか?
和食より洋食が好きじゃないですか?
睡眠不足じゃないですか?
汗はかいていますか?
便秘気味もしくは、下痢気味ではないですか?
生理は正常ですか?
冷え性ではないですか?
心に何か抱えている事はありませんか?

このような生活を続けていれば、体に毒素がたまってしまい
それを排泄するためにアトピーになってしまう可能性は
かなり高いと思います。





《アトピーは遺伝ではない》

『でも生まれたばかりの赤ちゃんにアトピーの子がいるのは何故?』
『私は、赤ちゃんの頃からずっとアトピーに悩まされているんですよ!』
という方もいると思います。

それは、赤ちゃんはお腹の中にいるときから、
お母さんの生活習慣を受け継いでいるからです。

お母さんの食生活の悪さで添加物が体に溜まっていたり、
化学薬品の入った日用品を使って毒素をたくさん溜め込んでいると、
当然お腹の中の赤ちゃんにも影響します。

さらにその毒は、
子や孫、ひ孫と世代を超えて
しかも“濃縮されて”どんどん受け継がれていきます。

アトピーは遺伝と言われてしまうのはこれが理由です。

お母さんが不健康そのものだと、
必ずお子さんにも影響が出てきます。

妊娠中にお母さんが持っている毒は、
胎児にはもろに影響があります。

さらに、元々毒を持っていたお母さんより、
高濃度の毒を体内に抱えて生まれてきます。

それなのに、お母さんは赤ちゃんのアトピーを治すことに必死。

その前にお母さんは健康なのですか?
お子さんのアトピーはあなたの生活の悪さが原因です。

まずはお母さんが健康になる事。

その背中を見ながら子どもは成長していきます。
家庭の健康はお母さんが握っています。

『もう手遅れなの・・・?』
その心配はいりません。

お子さんとお母さん一緒に健康になっていけば、
体の毒素は外に出すことができます。
アトピーもちゃんと治ります。
今からでも遅くはありません。

お子さんのアトピーを治すことばかりに気をとられないで、
あなたも一緒に健康になっていく事が必要なんです。





《アトピーのお子さんのいるお母さんへ》

普段お子さんの前で旦那さんと仲良くしていますか?
ちゃんとお子さんを愛してあげていますか?
お子さんを、いつでもどんなときも心の底から信じてあげていますか?

あなたの心の中は、お子さんには丸見えです。
あなたのストレスはお子さんのストレスにもあります。

そして、『この子のアトピーはもしかしたら治らないかも・・・』
『なんて可愛そうなの・・・』

なんて気持ちもバレバレです。

お母さんが自分のことを信じているか信じていないか・・・
子どもにはすぐにバレてしまいます。

ちゃんと信じてあげて下さい。
アトピーは治るものです。
お子さんは必ずアトピーを治すことができます。

なのに、お母さんが信じることができなければ、
子どものアトピーは治りません。

子どもはあなたの愛情を求めています。
あなたに信頼されたい気持ちでいっぱいです。

それがお子さんのストレスになってしまうと、
なかなかアトピーは治りません。

『あなたなら絶対できるよ。頑張ったね。
お母さんも栄養たっぷりのご飯作って応援するね。』


信じてあげてください。
褒めてあげて下さい。
そして精一杯応援してあげて下さい。

それこそが本当の愛情ではないでしょうか。




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