脱ステロイド中。

あなたの皮膚は、

真っ赤に炎症したり、

痒くなったり、

ボロボロめくれてうろこのようになったり、

かさぶただらけだったり…


少し症状が代わっただけでも、ものすごく不安になってしまいますよね。

自分は今どの段階にいるのか気になってしまうときありませんか?

『もうすぐ治るの?』

『悪化してるの?』

『私は一生このままなの?』


私はいつも鏡とにらめっこしながら、そんなことばかり考えていました…


“あなたも不安になっていませんか?”


アトピー治療中、あなたの皮膚が回復してきている時、

症状が悪化していいるように見えて、じつはよい方向に向かっていることもあります。


実際私も、治りかけの頃に、一度赤く炎症してしまったことがあり、

『また振り出しに戻った…』と、すごく落ち込んだ時期がありました。

でもそれは、私の弱っていた皮膚の血流がよくなり、完治寸前のサインだったのです。



皮膚の変化に気付くことは、今までの治療の辛さや症状の苦しさに耐える、

大きな支えになってくれるはずです。



今回紹介するのは、丹羽クリニックの丹羽正幸先生の提唱している理論を参考にしたものです。

私がアトピー治療中参考にしていた『皮膚の7つの回復サイン』。

これから紹介していきます。

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皮膚の回復には7つのサインがあります。


①皮膚の色が変わってくる
辛いリバウンドを乗り越え、今まで紫色だった皮膚がピンクがかった赤に変わってきます。
これは鬱血のとれてきたサインです。

    ↓

②傷が治りやすくなる
皮膚の表面は体液で湿っていて、少し掻くだけで傷がつきますが、
その傷が、以前と比べて治りやすくなっているはずです。

    ↓ 

③傷ができにくくなる
掻いても傷がつきにくくなります。
・朝起きても、傷が増えていない。
・深い傷ができにくくなった。
そう感じるようになれば、皮膚は確実に丈夫になってきています。

    ↓ 

④粉が落ちるように細かい皮膚がむける
粉のように細かい皮膚がボロボロとめくれてきます。
正常な皮膚の厚さになるまで、この状態がずっと続きます。
見栄えは悪いですが、以前のように血が出たり、体液が出ることがなく、
常に乾燥している状態です。
ステロイドによるダメージが大きかった皮膚ほど、むけるまでの期間が長くなります。

    ↓ 

⑤皮膚がブツブツしてくる
鳥肌がたったように毛穴が浮いてきます。
また湿疹ができたと勘違いする人もいますが、
以前に比べて皮膚がしっかりしてきたのが分かるはずです。

    ↓

⑥チクチクするような痛みを感じる
皮膚感覚が正常になろうとしているサインです。
痒いような痛いような複雑な感じです。
痒さが変わるのは神経が再生し始めて皮膚感覚が敏感になってきた証拠です。

    ↓ 

⑦汗をかいても不快に感じない
今までは、少しの汗でもベタベタとして痒くて不快だったのに、
心地よいさらさらの汗に変わります。


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必ずこのように回復していく、というものではありませんが、

私はほぼこれに近い状態で治っていき、とても励まされました。


人によって治っていく速度は違います。

それは今までのステロイド暦や、あなたの持っている皮膚の強さ、

皆それぞれ違うからです。



皮膚の命は約1ヶ月。

この皮膚の生まれ変わりを何回も繰り返しながら、

だんだんと強い肌に生まれ変わっていきます。



鏡を見たくない気持ちをぐっとこらえて、

小さな皮膚の変化に気付いてあげてください。


あなたが身体を大切にしていれば、

皮膚は少しずつでも、確実に回復していきます。



あなたの気持ちはきちんと皮膚に現れてくれるのです。





ふみか





=今日のまとめ=

皮膚改善の7つのサイン

①皮膚の色が変わってくる

②傷が治りやすくなる

③傷ができにくくなる

④粉が落ちるように細かい皮膚がむける

⑤皮膚がブツブツしてくる

⑥チクチクするような痛みを感じる

⑦汗をかいても不快に感じない