猛烈な痒さの中必死に耐えていませんか?


眠れないほど痒くて辛いのに、

『ここで掻いたらボロボロになる…』

そんな思いで必死に耐えていませんか?


そして、掻いてしまった後の罪悪感…


私はアトピーの頃、鏡に映る傷だらけの自分をみて、

いつもこの世の終わりのような気分になっていました。



痒いのに、掻いてはいけない辛さ。

掻いてはいけないのに、掻いてしまった罪悪感。

ボロボロになっていく肌…



こぼれ落ちる涙が止まりません。







“もう掻いてもいいですよ”

どうせ寝ている間に掻いちゃうんだもの。

気持ちいいうちに掻きましょうよ。



私は途中から掻きまくっていました。

我慢できるくらいの痒さのときもボリボリ掻いていました。


『あ~スッキリした♪』

痒さに支配されることがなくなりました。

アトピーでも、へっちゃらで外で遊んでいました。

ボロボロ肌でも服の販売をしていました。

けらけら笑っていました。

そして、たまに涙をながして、またけらけら笑っていました。

掻いては傷になり、かさぶたになり、また傷になり…

何回も繰り返し、ついにつるつるの肌に生まれ変わりました。


『あ~掻いてよかった♪』






やけくそで掻いてたの?

少し違います。

私は自分の身体を信じていました。



人間ってすごいですよ。

刃物で傷つけた傷は治らないかもしれない。

でも、自分の力でつけてしまった傷は絶対に治ります。



私はアトピーで顔が傷だらけになりました。

この傷は一生ものだと思ったことも何回もあります。

でも、アトピーが治った今、何の傷も残っていません。



傷は治ります。

絶対に治ります。

かさぶたになって、キレイに治ります。

掻いても後悔しないでください。

大丈夫。

皮膚が強いところって、

掻いてもなかなか傷つかないですよね?


それが正常の皮膚の強さです。

弱っている皮膚も、

それぐらい強くなります。



そのうち掻いても傷が付かなくなります。

強くなります。

安心してください。


“掻いてもいい!!傷は治る!”








“でも、掻かないほうが治りは早いでしょ?”

と思っていませんか?

その考え方は少し違うかもしれません。




“なぜ痒くなるの…?”

例えば、お風呂上りや寝る前。

とても痒くなりますよね。


これは身体が温まっているからです。

血流が良くなって、細胞がイキイキしているときです。

皮膚の細胞がイキイキすると、皮膚が身体の中の悪いものと戦える状態になります。



皮膚の声を聞いてみますか?


『絶好調だぜ!!よしっ、今ならなんでも来い!!
毒素だって出してやるぞ!!』


そして、皮膚が戦を始めるとだんだん痒くなってきます。


それを、『痒くなるな、痒くなるな…』

とおまじないのように念じていたら、

出してあげた方がいいものが、いつまでたっても出てってくれません。



なので私は、悪いものを出し切って、早く治したいという意味も込めて、

掻きまくるようにしたんです。



『痒くならないで…』
と念じることをやめました。


『炎症しないで…』
と願うこともやめました。





『私の生き方の中で、身体に何か溜めこんでいたものがあるんだ。

ごめんね。でてきていいよ。

私も、何が原因だったか改めて考えてみるね。』


そう思うようにしました。





あれしちゃだめ。

これしちゃだめ。



身体をいじめていませんか?

自分の子どものように考えてみてください。

『だめ!!』

という前に、なぜこの症状がでているのか…

そして受け止めてあげてください。



難しいかもしれません。

“私にはムリ…”そう思うかもしれません。


でも、動かないことには何も始まらない。

やってみなくちゃわからない。



あなたにもきっとできる。





ふみか






追記:
でも、肌がボロボロになれば、人に会えなくなる…
好きな人に幻滅されちゃう…

私もそう思っていました。
でも、私なりの考え方でその思いを克服することができました。

また次回のブログでお伝えします。